パブ・ロックのパイオニア、ニック・ロウが約一年ぶりに再来日。8月13日(水)と14日(木)にBillboard Live TOKYOで、8月15日(木)にBillboard Live OSAKAで公演を開催する。

ニック・ロウの79年の楽曲“Cruel To Be Kind(邦題:恋するふたり)”
 

66年にキッピングトン・ロッジ(後にブリンズリー・シュウォーツに改名)のメンバーとしてデビューしたニック・ロウ。ロック・バンドのプレイヤーとして、上掲の“Cruel To Be Kind”をはじめとする数々の代表曲を持つシンガー・ソングライターとして、また、ダムドの初作『Damned Damned Damned』(77年)やエルヴィス・コステロの諸作などを手掛けた名プロデューサーとして、半世紀以上音楽シーンに身を置いてきた彼は、今年70歳を迎えた。

★参考記事:ニック・ロウの音楽的キャリアについてまとめたコラム

そんな大ヴェテランでありながら、ニックは近年もコンスタントに良質な音源をリリースしている。昨年の来日タイミングには〈東京湾〉と題されたEP『Tokyo Bay(邦題:トキオ・ベイ)』を発表し日本のファンを湧かせていたが、今回もまた新たなEP『Love Starvation / Trombone』を引っ提げての登場だ。

NICK LOWE 『Love Starvation / Trombone』 Yep Roc/MSI(2019)

全4曲を収録した『Love Starvation / Trombone』は、ニックのカヴァーを収めた『愛しのニック・ロウ・ショー』を2017年にリリースし『Tokyo Bay』でも共演した覆面バンドのロス・ストレイトジャケッツと、マイケル・ジャクソンやマーヴィン・ゲイらの作品にも貢献したトランペット奏者のデュアン・ベンジャミンが参加。軽快なロカビリーの表題曲やリッキー・ネルソンのカヴァー“Raincoat In The River”など、派手さはないもののニック・ロウならではのグッド・ソングが堪能できる一枚だ。今回の来日でも往年の名曲たちと共に演奏されるはずなので、ぜひじっくり予習して公演に臨みたい。

 


LIVE INFORMATION
ニック・ロウ

2019年8月13日(水)、14日(木)Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場17:30/開演18:30
2ndステージ 開場20:30/開演21:30
サービスエリア 9,500円/カジュアルエリア 8,500円(1ドリンク付き)
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2019年8月15日(木)Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場17:30/開演18:30
2ndステージ 開場20:30/開演21:30
サービスエリア 9,500円/カジュアルエリア 8,500円(1ドリンク付き)
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