弱冠21歳でジェフ・ベック・バンドのレギュラー・ベーシストに抜擢された若き天才女性ベーシスト、タル・ウィルケンフェルドがBillboard Liveで来日公演を実施する。

タルは86年、オーストラリアのシドニー生まれ。14歳でギターを始め、17歳でベースに転向。2004年にはロサンゼルス音楽アカデミー音楽大学を卒業し、NYに拠点を移す。まだあどけなさが残る少女のプレイするベースは次第に話題となり、ベース界の巨人、マーカス・ミラーや、タルが影響を受けたというアンソニー・ジャクソンらも彼女の活躍を応援した。2006年にはオールマン・ブラザーズ・バンドのレコーディングに参加している。

2007年にはジャズ界の大物ピアニスト、チック・コリアのオーストラリア・ツアーのメンバーに抜擢。またベース歴わずか4年ながらデビュー作『Transformation』をリリースすると(日本盤は2009年リリース)、直後には、前述の通りジェフ・ベック・バンドのレギュラー・ベーシストに選出される。エリック・クラプトンが主宰するブルースの祭典〈クロスロード・ギター・フェスティヴァル〉にバンドが出演すると、ジェフ・ベックと若き女性ベーシストの共演は大きな話題を呼び、その名を世界中に知らしめた。

ジェフ・ベック・バンドではエリック・クラプトンやジョス・ストーン、ヴィニー・カリウタらとも共演し、2009年にはジェフのバンドで来日ツアーにも参加。他にもリー・リトナー、TOTO、ハイラム・ブロック、ジャクソン・ブラウンら一流ミュージシャンと共演を重ねている。2010年にはハービー・ハンコックの70歳を祝ってスーパー・スターが集結した『The Imagine Project』にも参加した。

今年に入ってからは12年ぶりとなるアルバム『Love Remains』をリリース。オアシスらを手掛けるポール・ステイシーとの共同プロデュースで制作された本作では、ベースはもちろんのこと、アコギやヴォーカルも披露。シンガー・ソングライターとしての才能も存分に発揮している。

その『Love Remains』を引っ提げて行われるのが今回の来日公演。キュートなルックスと、そこからは想像できない大物ミュージシャンが認めたベース・プレイを、ぜひ間近でご堪能あれ。

 


LIVE INFORMATION
タル・ウィルケンフェルド
2019年8月28日(水)、29日(木)Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場17:30/開演18:30
2ndステージ 開場20:30/開演21:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円(1ドリンク付き)
★詳細はこちら

2019年8月31日(土)Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場15:30/開演16:30
2ndステージ 開場18:30/開演19:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円(1ドリンク付き)
★詳細はこちら

■メンバー
タル・ウィルケンフェルド(ベース/ギター/ヴォーカル)
クリス・プライス(キーボード)
オーウェン・ベリー(ギター)
タミール・バージレー(ドラムス)