リオが生んだ伊達男、MPBの代名詞マルコス・ヴァーリ9年ぶりの新作は彼が80年代初頭に鳴らしていたディスコ~ブギーサウンドをもろに髣髴とさせる仕上がり。当時はシカゴのバッキングを得たりもしたが本作は代表作『プレヴィザォン・ド・テンポ』を共に作り上げたアジムスのベーシスト、アレックス・マルヘイロスと現行アジムスのプロデュースも手掛けるダニエル・モーニックを迎え彼らの現在の根城であるファーラウトから。現在のアジムスの活動や再評価も踏まえ今マルコスとアーヴァン・ブリーズな作品を作るという粋。ビーチで火照った体をトロピカル・ドリンクで冷ましながら堪能して欲しい。