この一週間でリリースされた新曲のなかから、洋邦問わずにTOWER DOORSスタッフが厳選し、毎週月曜日にお届けしているSpotifyの〈Weekly Playlist〉。
これまでは毎回プレイリストの内容を一新していたので、過去の選曲は振り返れないようになっていました。ですが、せっかくなのでこのたび、〈Weekly Playlist〉の過去の選曲も公開しました(5月の前半のプレイリストだけ消失してしまったためありません……)!
新人アーティストや見逃した楽曲などを見つけられるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてください。
TOWER DOORSが日々楽曲紹介を行っているYouTubeチャンネルも、併せてチェックしてみてください。
それでは、8月第5週に紹介した4組のアーティストの楽曲をプレイバックしていきましょう。
LEAP, RICK NOVA & KUVIZM “Good Morning”
KUVIZMは、今年の〈【XFLAG公式】リミックスコンテスト〉でDÉ DÉ MOUSE賞を受賞するなど、いま注目を集めているトラックメイカー。彼は今年からシンガーやラッパーへの楽曲提供を本格的に開始し、8月7日にラッパーのLEAPとRICK NOVAとともに〈夏〉をテーマとしたコラボレーションEP『SAMA SAMA』をリリースしました。
同EPに収録の“Good Morning”は、夏らしいチルいトラックが魅力の一曲。LEAPとRICK NOVAによる、朝のムードに合わせたゆったりとしたテンションのラップの掛け合いがたまりません。
KUVIZMには、〈6つの質問〉に答えてもらっています。こちらも併せて読んでみてください。
TOMC “Vibin'”
TOWER DOORSへの登場は2回目となるビートメイカー・TOMC。プロデューサーやDJ、即興演奏者を経て、ビートメイカーへ。現在はPURRE GOOHNより作品を発表しています。8月21日にリリースされた最新EP『Reminiscin'』は、環境音やASMRとローファイ・ヒップホップの折衷を推し進めた〈ビート短編集〉第3弾。
“Vibin'”は同EPの収録曲です。一聴してミニマルなサウンドであるこの曲。しかし、耳を澄ましてよく聴いてみると、一曲のなかに織り込まれた音の豊かさにきっと驚かされるはず。前回紹介した楽曲も併せて聴くと、彼のトラックメイカーとしての魅力を、さらに深く知ることができると思います(前回の楽曲紹介はこちら)。
Frozen Gap “Waves”
Frozen Gapは、マルチ・プレイヤーのYutaro Kawaharaによるソロ・プロジェクト。演奏、レコーディング、ミックスのほぼすべてを自身で手掛けるアーティストです。
“Waves”は、9月20日(金)にリリースするファースト・アルバム『Collecting Light』からの先行配信曲。ミドル・テンポのドラムと煌びやかなピアノ・サウンドがトロピカルで、爽快な一曲です。また、彼が歌い上げるポップなメロディーが、よりこの曲を魅力的にしています。
North America “My Baby's No One's Girl”
英イースト・ロンドンを拠点に活動する5人組インディー・ロック・バンド、North America。彼らは、楽曲のプロデュースからレコーディングまで、すべてをDIYで行います。The MaccabeesやCattfish and the Bottlemenといったバンドのデビュー時を想起させる、高いポテンシャルとソングライティングのセンスを感じる期待の新人バンドです。
“My Baby's No One's Girl”は、8月にリリースされた最新シングル。冒頭は麗らかに奏でられるギターのサウンドが心地良くありながらも、ラストではギター・ソロがとてもエモーショナル。アンセミックな展開が聴きどころです。
North Americaにも〈6つの質問〉に答えてもらっています。バンドの成り立ちや楽曲に込められた思いなどを、フロントのP.F. Phillipが綴ってくれました。彼らの魅力にさらに触れられると思います。
今週は、海外アーティストの楽曲としては2例目(第1弾はVC Pinesの“Indigo”)となる、North Americaの“My Baby's No One's Girl”を紹介しました。これからも国内外のニューカマーの楽曲をどんどん紹介していきますので、引き続きTOWER DOORSにご期待ください。