TOMC

TOMC、Gimgigam、MON/KUがコラボレーションシングル“I Wanna Blame”を今週4月10日にリリースした。

TOMCは、ビート&アンビエント路線の集大成的なアルバム『True Life』をカナダのレーベル、インナー・オーシャンから2023年5月にリリースしたプロデューサー。同年10月にはaudiot909との共作で荘子it(Dos Monos)をフィーチャーしたシングル“The Out of Africa Hypothesis”を発表、クラブヒットを記録した。長谷川時夫(タージ・マハル旅行団)が主宰する即興演奏コレクティブ・Stone Musicの一員として国内の音楽フェスでのステージやインド3都市を巡る海外ホールツアーに参加したほか、今年2月にはNHK Eテレ「こころの時代」で地上波テレビに初出演。加えてKankyo Recordsでのレビューの執筆やJ-WAVEの番組への出演など、多彩な活動で知名度を拡大しつづけている。

Gimgigam

Gimgigamは、共作やリミックスを含めて9作のシングルと2作のEPを昨年リリースしたプロデューサー。xiangyuのライブのサポートやshowmoreとの共演をはじめ、今をときめく注目のアーティストたちとの華やかな交流とハイクオリティなトラックメイクや演奏で多方面からの注目を集めている。今年3月にはYonYonとの共作シングル“Make My Day”を発表し、ベッドルーム経由でドラムンベースを取り入れたサウンドが話題を呼んだ。

MON/KU

そしてMON/KUは、プロデュース・ミキシング・マスタリングを自ら手がけた待望のファーストアルバム『MOMOKO blooms in 1.26D』を昨年3月にリリースしたアーティスト。同作は、その密度や完成度の高さが大きな話題を呼んで、2023年のベストアルバムの一つとして熱い支持を受けた。力強い歌唱と実験性が両立するライブにも定評があり、昨年9月のVelladonとケンゴマツモト(THE NOVEMBERS)によるユニット・bllcksとの共演をはじめ、著名アーティストとの共演も増加中だ。『MOMOKO blooms in 1.26D』は、先日CD化されて販売されたことでも再び注目を集めている。

そんな近年急速に注目を集めている3人の音楽家が奇跡のコラボレーションを果たし、意表を突く超攻撃的なロック/ポストパンクナンバー“I Wanna Blame”を生み出した。

各自がビート・アンビエント・シティポップ・エクスペリメンタルなど多彩なジャンルで活躍し、国内外で話題を呼んでいる3人だが、“I Wanna Blame”ではTOMCがコンセプトの立案、アートワークおよびリズム/ベーストラックの制作、コーラスを担当。Gimgigamがソリッドなポストパンクを思わせるギターを重ねて、MON/KUが華のある扇情的なボーカルとエディット作業を加えることで完成に至ったそうだ。

結果として3人の個性が遺憾無く発揮されながらも、それぞれの音楽性とも異なり、過去のキャリアでは発表されてこなかった異例かつ異形のロックアンセムが誕生した。80年代や2000年代のポストパンクのファンだけでなく、近年のモルチャット・ドーマやマネスキンといったバンドに惹かれるリスナー、フォンテインズ・DCからイングリッシュ・ティーチャーまでアイルランド/イギリスにおける現行バンドのファンにもおすすめしたいキラーチューンになっている。

3人は今年、様々な活動の展開を予定しているとのことで、それぞれの今後の動向から引き続き目が離せない。

なおGimgigamは、本日4月13日に東京・渋谷のCIRCUS Tokyoで開催されるイベント〈Local Visions Presents「視覴的」〉に出演する。なんとTOMCとMON/KUも飛び入り参加するそうで、“I Wanna Blame”がライブで初披露されるのか、大いに期待だ。

 


RELEASE INFORMATION

TOMC, Gimgigam, MON/KU 『I Wanna Blame』 TOMC,Gimgigam & MON/KU(2024)

リリース日:2024年4月10日(水)
リリース形式:Digital / Streaming
配信リンク:https://linkco.re/R16q2D2g

TRACKLIST
1.  I Wanna Blame

 

LIVE INFORMATION
Local Visions Presents「視覴的」

2024年4月13日(土)東京・渋谷 CIRCUS Tokyo
開場/開演:16:30/16:50
出演:Tsudio Studio/オリーブがある/Gimgigam/SNJO/setta/こ.Oyama
ADV./DOOR/学生証提示:3,000円+1D/3,500円+1D/2,500円+1D
https://circus-tokyo.jp/event/local-visions-presents「視覴的」/

 


PROFILE: TOMC
ビート&アンビエントプロデューサー。カナダの〈インナー・オーシャン〉、日本の〈Local Visions〉等から作品を発表。2020年、EP『Lunar Maria』がiTunes国内ニューエイジアルバムチャートで1位を獲得。2022年以降、“Honesty (feat. arcomoon)”をはじめ楽曲がApple Musicの米国チャートに多数ランクインするなど国内外でリスナー層を広げている。近年は長谷川時夫(タージ・マハル旅行団)が結成した集団即興演奏コレクティブ〈Stone Music〉に参加。一方でハウスやディスコ〜R&BのDJとしても長いキャリアを持つなどシーンの枠に捉われない活動を展開している。メジャー/マイナーを問わず広範囲な音楽知識を活かしサイゾー・Mikiki等ウェブ媒体や専門誌、Kankyo Records・ディスクユニオン等レコード店への寄稿、J-WAVE等メディア出演も多数。
Instagram:https://www.instagram.com/tstomc
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PROFILE: Gimgigam
東京在住の音楽プロデューサー。16歳の時、父親に勧められて聴いたレッド・ツェッペリンに影響を受けギターを始める。高校時代から作曲を始めバンド活動に勤しむが、バンドの解散を機にソロでの活動を開始。ファンク、ハウス、民族音楽、ロック、R&B、レゲエなど様々なジャンルを取り入れており、2021年11月にサウンドプロデュースを手がけたTina Moon“Chicken Street”は各方面で評価されるなど今非常に注目を集めている。
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PROFILE: MON/KU
2018年12月より作曲活動を開始。翌年1月に初制作の楽曲“S I N K“をSoundCloudにて公開。同時期、似た経緯で突如インターネット上に現れた浦上・ケビン・ファミリー(現・浦上想起)、松木美定らとともに界隈のポップス好きの間で話題となる。音楽経歴なし・楽器は全く弾けずイメージのみで作曲し、DAWにて楽曲を制作する。カテゴライズ不能な彼の楽曲は強いて言うならエレクトロニックミュージックをフォーマットとしたエクスペリメンタルなアバンポップ、ダークポップと言えるであろう。影響を受けたアーティストとしてレディオヘッド、ビョーク、ジェイムス・ブレイク、シガー・ロス、ボン・イヴェール、モグワイなどを挙げている。
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