fhánaのいろいろな音を担当している、kevin mitsunaga(ケビン ミツナガ)です。年が明けてから最初に書くコラムなので、とりあえず今年の目標を述べたいと思います! ズバリ〈痩せる〉〈英語のマスター〉だ! 正月に調子乗って食べ過ぎた精算をしなきゃならんのです……皆もそうだよね(笑)? あと、英語を使って海外の人といろいろ喋れるようになりたいぞ。というところで、今回は去年を振り返って、2019年にリリースされたアニメ関連の楽曲で個人的に特に好きな楽曲を紹介していきたいと思います。

安野希世乃 おかえり。 FlyingDog(2019)

 まずは安野希世乃の“生きる”。TVアニメ「ソウナンですか?」のエンディング・テーマです。北欧あたりの雰囲気を感じさせる音色とメロディーをJ-Popに落とし込んでドラマティックに仕上げた名曲ですね。タイトル含め、歌詞は結構重たいメッセージを放ってるんですが、多幸感で包まれまくっているのですごく軽やかに聴けます。すごくエネルギーをもらえる曲なので、今年から始まる2020年代を心機一転/精一杯生きていこうって気持ちになれますね。というか2020年代って改めて字面が凄いですね……SF映画の舞台か?って感じがする(笑)。

中島愛 水槽/髪飾りの天使 FlyingDog(2019)

 続いては、中島愛の“水槽”。TVアニメ「星合の空」のオープニング・テーマです。曲のすべてが本当に僕の好みドンピシャでビックリしました。クレジットを確認してみたら、作詞/新藤晴一、作曲/矢吹香那、編曲/トオミヨウという超豪華な布陣で納得……。そりゃ極上のポップスになるわけですわ。好きな点がありすぎてどこをピックアップしたら良いのかわからなくなるんですが、うっすら入っているシンセサイズされた音色の使い方が特に素晴らしいです。サビで入ってくるストリングスのアレンジもうっとりしますね。

放課後クライマックスガールズ THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 04 ランティス(2019)

 3曲目は、放課後クライマックスガールズの“よりみちサンセット”。ゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ」の楽曲です。最近多いラップ曲ですが、とにかくメロディーが良くてグルーヴィー。2000年代の渋谷系サウンドを思い出させる楽曲にむっちゃエモい歌詞、懐かしくて泣いちゃいそうになりますね。〈あの時計 ズレてるんだよって/明日まで ずっと歩こうか〉というサビの歌詞が、これで最後にしたくない、今日という日を終わらせたくないという気持ちが滲み出ててすごく寂しくなります。だけど、前向きなメッセージで締め括られているので凄まじくポジティヴな気持ちになれますね。いやー、2019年は素晴らしい曲がいろいろありました。今年はどんな良い曲がリリースされるのか、今から楽しみです! それじゃ、またね!

 


kevin mitsunaga
佐藤純一(FLEET)とs10rwのyuxuki waga、kevin mits­unaga(Leg­gy­salad)という3人のサウンド・プロデューサーとヴォーカリストのtowanaから成るユニット、fhánaのいろいろな音を担当。最新シングル“僕を見つけて”(ランティス)が好評リリース中! 2月26日には劇場版アニメ「SHIROBAKO」の主題歌“星をあつめて”の発表も控えています。その他、ライヴの予定など今後のスケジュールについては〈http://fhana.jp/〉でご確認ください。