連載

【fhánaのわんだふるレコメン紀行】第43回 かけがえのないもの――ヴルフペック、ニガミ17才、椎名林檎と宇多田ヒカルを紹介

fhánaのメンバーがその時々の気分でオススメ作品を紹介する連載!

【fhánaのわんだふるレコメン紀行】第43回 かけがえのないもの――ヴルフペック、ニガミ17才、椎名林檎と宇多田ヒカルを紹介

VULFPECK The Beautiful Game Vulf(2017)

 こんにちは。ヴォーカルのtowanaです。今回はwagaさんとkevinくんにおすすめしてもらった曲をご紹介します。まずは、ヴルフペックの“Animal Spirits”。春なので楽しい曲を、ということでwagaさんからのおすすめです。音楽のジャンルにあまり詳しくないわたしですが、自然と身体がリズムに乗るような、こういうファンキーな音楽がとても好きみたいです。MVは英詞とゆるい日本語の対訳付きですが、サムネイルにもなっている〈高らかに歌うテオ〉がくすっと笑えて楽しい。曲自体もそうですが、余裕があって音楽を楽しんでいる姿は聴いている人の心も明るくしてくれます。音楽にはいろいろな側面があると思いますが、心踊らせてくれる力はとても大きいですよね。

 

ニガミ17才 ニガミ17才b 苦味興行(2018)

 kevinくんからはニガミ17才の“幽霊であるし”。〈デトロイト・テクノの要素を取り入れつつ今風な感じで、波形をエディットしまくったオシャレなトラック。リズム隊がめっちゃグルーヴィーですね〉とはkevinくん談。初めて聴いた時は不思議な響きにどきどきしましたが、聴くほどはまって中毒性が高い音楽。幽霊だからか(?)、映像集団PERIMETRONが手掛けたMVの気味悪い動きが怖い……。懐かしさやアングラ感もあり、でもキャッチー。でも変態……でもおしゃれ。歌詞の遊びも楽しいです。

 

椎名林檎 ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~ ユニバーサル(2019)

 最後に、わたしが最近好きで聴いているのは椎名林檎と宇多田ヒカルの“浪漫と算盤”。昨年リリースされた椎名林檎さんのベスト・アルバムの目玉的に収録されたデュエット曲です。個人的に大好きで、ずっと聴いたり歌ったりしている二人なのでまたデュエットが聴けて嬉しいですし、リッチでジャジーな演奏も聴けば聴くほど贅沢な気持ちにさせてくれます。毎度のことながら二人の声質の違いもおもしろく、本当に声というものはそれぞれが生まれ持ったもので、だからこそ良い声はかけがえのないものだと思います。浪漫も算盤もどちらも大事だよなぁなんてわかったようなことを言うつもりはありませんが、詞もとても素敵です。

 さて、fhánaは2020年初のシングル“星をあつめて”が2月末にリリースとなります。一瞬の煌めきを写し取ってモノを作ることについて、そして聴いた方にほっとしてもらえたらという思いで歌いました。こちらもぜひ。それではまた。

 


towana
佐藤純一(FLEET)とs10rwのyu­x­uki waga、kevin mits­unaga(Leg­gy­salad)という3人のサウンド・プロデューサーとヴォーカリストのtowanaから成るユニット、fhánaのヴォーカルを担当。2月26日には劇場版アニメ「SHIROBAKO」の主題歌を納めたニュー・シングル“星をあつめて”(ランティス)をリリース予定(インタヴューもチェック)! 3月には所属レーベル発信の音楽祭〈深窓音楽演奏会〉への出演も控えています。その他、今後のスケジュールについては〈http://fhana.jp/〉でご確認ください。

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