5〜60年代に刊行されたグラフィック・デザイン誌「ノイエ・グラフィーク」からその名を採ったフランス出身、現在はロンドンをベースに活動し、テンダーロニアスの22aからのリリースもある新進ビートメイカー、ニュー・グラフィック。生演奏を主体としたアンサンブル名義の本作でマルチ・インストゥルメンタリストぶりを存分に発揮。南ロンドン・シーンの最重要サックス奏者ヌビア・ガルシアなども迎え、アフロでソウル、そしてジャズなグルーヴは洗練しつつフィジカルに直に訴え、無条件にカッコいい。ディーゴ~カマール・ウィリアムス、そしてジョー=アーモン・ジョーンズの流れで聴きたい。