私たちの日常の風景をすっかり変えてしまった、コロナ禍。それはまた、私たちの音楽の聴き方にも少なからず影響を及ぼしたと思います。以前好きだった音楽を受け付けなくなったり、あるいはそれまでスルーしていたような音楽に突如として心を奪われたり……。
そこでMikikiでは、ミュージシャンやレーベル関係者、レコード・ショップ関係者、ライブハウス関係者など音楽に関わって仕事をする人々に〈コロナ禍以降、愛聴している1曲〉を訊ねる新連載をスタート。その回答は一人ひとりのいまの心情を映し出すと同時に、災いに見舞われた人々に対して音楽がどのような意味を持つのか、そのヒントにもなるのではないでしょうか。 *Mikiki編集部
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Chamicot(ステレオガール)
ステレオガールは、東京都内の高校軽音部で結成されたバンド。Chamicotはギターと作曲を担当。2018年より本格的に活動を開始し、〈Summer Sonic〉や〈BAYCAMP〉〈OTODAMA〉など国内主要フェスに出演を果たす。また国内のみならず米テキサスの〈SXSW 2019〉やカナダの〈Next Music From Tokyo Tour〉に招聘されるなど、海外のリスナーからも注目を浴びている。2020年、初の全国流通盤となるファースト・フル・アルバム『Pink Fog』をリリースし、タワレコメンなどに選出された。2021年3月、ニュー・シングル“Angel, Here We Come”を配信リリース。
コロナ禍以降、特に愛聴している1曲は何ですか?
Moses Boyd “Stranger Than Fiction”(2020年作『Dark Matter』収録)
自分のApple Musicの〈Replay ’20〉の1位がこれでした。いつも使ってるスタジオで流れてて、カッコよくて気持ちがいいからずっと聴いてました。2020年の2月14日リリースらしいので、コロナとは関係なく作られた曲なんでしょうが、新型ウイルスに人類が脅かされている昨今はまさに〈Stranger Than Fiction=小説より奇なり〉です。
RELEASE INFORMATION
形態:配信シングル
リリース日:2021年3月17日
TRACKLIST
1. Angel, Here We Come