あまり自分の録音した作品の好みについて語らなかったヴァン・ゲルダーが生前〈実は最も気に入っているアルバムの一つ〉と評していた、ハンク・モブレーによるブルーノート録音の傑作『Soul Station』の60周年を祝して、ジョー・ロヴァーノ(テナー・サックス)、ロン・カーター(ベース)、ケニー・ワシントン(ドラムス)らヴェテランと、若手のイザイア・J・トンプソン(ピアノ)によるクァルテットでトリビュートを捧げ、その模様が全世界にライブ・ストリーミング配信された。60年代と同様に、録音ブースを使わず広いスタジオ・ルームにミュージシャンを配した演奏は、かつてのエネルギーに満ちており、好評を博した。

2020年11月に行われた配信ライブ〈Live From Van Gelder Studio〉の予告編

2021年5月15日に開催される第2回の〈Live From Van Gelder Studio〉に登場するのは、若くしてハモンド・マスターの地位を確立したジョーイ・デフランセスコ(オルガン)だ。ジミー・スミス、レイ・チャールズ、ラリー・ヤング、ジャック・マクダフ、ジミー・マクリフ、シャーリー・スコットら数々のオルガン・レジェンドがプレイしたヴァン・ゲルダー・スタジオのオルガンを前に、ソウルフルでスピリチュアルなパフォーマンスを聴かせてくれるだろう。

ジョーイ・デフランセスコ

そしてサイドを固めるのは堅実なプレイのピーター・バーンスタイン(ギター)、ヴェテランのビリー・ハート(ドラムス)、そしてゲストとしてRVGスタジオで数々の傑作を録音しているヒューストン・パーソン(テナー・サックス)だ。

ライブ・ストリーミングは5月15日の米東部時間21:00(日本時間の16日10:00)よりスタートし、視聴料は15ドル(USドル)。日本時間の5月16日20:00からと、ヨーロッパ標準時間の5月16日20:00(米東部時間の5月16日14:00)からの再配信を含む、計3回配信される。

〈Live Fom Van Gelder Studio〉第2回に向けての、ジョーイ・デフランセスコのインタビュー映像

RVGスタジオの全貌が、いま明らかになる。

 


LIVE INFORMATION
Live From Van Gelder Studio

■ライブ・ストリーミング
日本時間:2021年5月16日(日)10:00[米東部時間:5月15日(土)21:00]

■再配信(日本/アジア向け)
日本時間:2021年5月16日(日)20:00[米東部時間:5月16日(日)7:00]

■再配信(ヨーロッパ向け)
日本時間:2021年5月17日(月)3:00[米東部時間:5月16日(日)14:00][ヨーロッパ標準時間:5月16日(日)20:00]

出演:ジョーイ・デフランセスコ(オルガン)/ピーター・バーンスタイン(ギター)/ビリー・ハート(ドラムス)
ゲスト:ヒューストン・パーソン(テナー・サックス)
視聴料金:15ドル(USドル)
https://www.vangelder.live/