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 というところで、個性豊かな新メンバーを加えた新生アプガの両Aサイドとなるファースト・シングル『一歩目のYES!/宣戦 Brand New World!』がいよいよ登場。共にお馴染みのmichitomoがプロデュースを手掛けた楽曲で、“一歩目のYES!”はグループの新たな門出に相応しい底抜けに明るく爽やかなポップ・ナンバー。これまでのアプガにはなかった魅力もいっぱいで。

アップアップガールズ(仮) 『一歩目のYES!/宣戦 Brand New World!』 T-Palette(2021)

関根「新しいアプガが始まったよっていうのがわかりやすく示せている曲だなって。前のアプガにはないタイプの曲ですけど、聴いていると励まされる、背中を押される……そういった部分は引き継がれていますね」

芽生菜「サビの振付けはお客さんと一緒に踊りやすいので、野外のイヴェントで披露した時も、初めて観ただろうなっていう方にもやってもらえてたし、私たちを覚えてもらえるきっかけになったんじゃないかなって思います」

古谷「〈始まり感〉がすごくって。何より〈明るい〉っていうのがいまの私たちって感じがするし、たくさんの幸せを感じ取れる曲だなあって思いました」

青柳「この曲には個人的なオススメポイントがあって、サビの後に入る住田悠華の〈一歩目のYES!〉って言う部分がめちゃくちゃ好きなんですぅ。MVも可愛いし、声だけ聴いててもカワイイし、パフォーマンスしててもめっちゃカワイイ!」

工藤「佑芽は悠華のオタクなので、贔屓目のところがある(笑)」

住田「ほめられて最初のうちは〈ありがとう〉って思ってたんですけど、なんか圧がすごくって、だんだん〈わかったわかった〉って(笑)」

 “宣戦 Brand New World!”は、一転してクールな雰囲気のダンス・チューン。〈壊せ 壊せ 時代 壊せ(revolution!)好きに生き抜け 理屈じゃない〉とアプガの伝統を継承する挑戦的なリリックも逞しく!

関根「アプガらしいなって思う方も多いと思うんですけど、そう思わせつつ、やっぱり過去のアプガのアツさとは全然違うものがあるので、そこに早くも新体制の初シングルで挑戦できるのは、この8人の強みなのかなって思います。〈もうここまでいけますよ〉っていう。私自身、久しぶりのフォーメーション・ダンスも楽しんでやってます」

工藤「ガムシャラに挑んでいるというより、むしろ余裕感があるなって思って。すましてる感じのカッコよさもこの曲で出せているので、2曲で違う顔を見せることができているのはすごく嬉しい」

小山「ダンスが〈ザ・ダンス〉っていう感じなのでとってもカッコイイんですけど、歌い方もカッコイイので、それと合わせてまとまり感のあるパフォーマンスになってるなあって思います」

あゆ「アプガの先輩が歌っててもおかしくない曲だと思うんですけど、たぶん、もとのアプガだったら表現の仕方が全然違うんだろうなって。そう思うとグループが変わったんだなって実感します。グループ自体が違うんだなっていうのは、 “宣戦 Brand New World!”のほうがわかりやすいかも」

関根「グループ自体が違うということでは、私にとっても新たな張り合いができておもしろいです。5人の時は互いに何年経ってもライバルとして戦ってはいたんですけど、ずっと同じ相手と戦っていたので、ちょっとだけ退屈していた部分はあったんです(笑)。もちろん、頼りたい時は背中にもたれかかることもできたり心強い部分もたくさんあったんですけど、やっぱり新しい張り合いが欲しいってずっと思っていたので、そういったなかで新しいアプガはすごく楽しいですね」

アップアップガールズ(仮)の2020年作『6thアルバム(仮)』(T-Palette)