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Sunao Hiwatari

ニューアルバムは、真の意味でオルタナティブな音楽になった

――2月19日には“One Last Girl”のリリースパーティーが東京・渋谷WWW Xで開催されます。共演がDYGL、DJがCEMETERYと楽しみなラインナップですね。

Natsuki「実は僕らが結成して最初のライブで、DYGLと共演したんですよ。O-nestで開催されたビリンダ・ブッチャーズとManic Sheepの来日公演。でも、それ以降は一回も共演する機会がなくて。もちろんリスナーとしてはずっと好きで聴いていたし、どこかで共演したかった。実は公私ともに交流もあるんですよね。

DYGLが去年出したアルバム『A Daze In A Haze』もめちゃくちゃよかったし、やっていることもいまの自分たちと近い気がしたんです。秋山(信樹)さんのインタビューを読んでも、新作で他のメンバーの曲を入れるようにしていて、90年代後半とか2000年代前半の秋山さんが青春時代に好きだった音楽にバンド全体で向き合って作っていたそうですし。自分たちも今回そういうことをやったし、いまだったら相性がいいなって。それでお誘いしたんです」

DYGLの2021年作『A Daze In A Haze』収録曲“Half of Me”

――CEMETERYさんのDJにはどんな選曲を期待していますか?

Natsuki「CEMETERYのKota(Watanabe)くんは古着屋をやっていて、僕もすごく好きなテイストなんですけど、最近のテーマとしてグランジっぽい感じのセレクションをやっていたりして。だから、いま3組とも好きなものやハマっているものが近いんじゃないかなと思います。KotaくんのDJを含めて、2022年に開催されるライブとは思えない感じの音楽がずっと流れている一日になったらいいなと思っています」

――最後にもう完成していると言っていたアルバムについて少しだけ教えてください。どういう作品になっていますか?

Erika「いままでのLuby Sparksのイメージで聴くと、びっくりするかもしれないです」

Natsuki「一曲ごとにかなりバラバラなサウンドなんですよね」

Sunao Hiwatari(ギター)「僕的には初期のBUCK-TICKみたいな感じ(笑)」

Natsuki「そういうソリッドなサウンドの曲も入っているしね。それぞれの曲で狙った時代感や空気感はあるんですけど、統一感を出そうとはしていなくて、メンバー全員でいろいろな寄り道をしながら作った結果、こうなったみたいなアルバムだと思います。本当に新しいLuby Sparksだし、一枚通して聴くと、僕らのオリジナリティーとしか言えないものになっているんじゃないかな。真の意味でオルタナティブな音楽になっていると思います」

 


RELEASE INFORMATION

Luby Sparks 『One Last Girl』 AWDR/LR2(2022)

リリース日:2022年1月26日
配信リンク:https://ssm.lnk.to/OLG

TRACKLIST
1. One Last Girl

 

LIVE INFORMATION
Luby Sparks Presents〈One Last Night〉

2022年2年19日(土)東京・渋谷WWW X
開場/開演:17:00/18:00 
出演:Luby Sparks/DYGL
DJ: CEMETERY
前売り:3,600円(+1ドリンク)
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