銀座・ヤマハホールでボサノヴァの名盤『アモローゾフィア ~アブストラクト・ジョアン~』の世界を聴く
伊藤ゴローは昨年6月、伊藤ゴロー・アンサンブル名義のスタジオ録音アルバム『アモローゾフィア ~アブストラクト・ジョアン~』をリリースした。この『アモローゾフィア(以下略)』は、ジョアン・ジルベルトの『Amoroso(邦題:イマージュの部屋)』(77年)を深く考察しつつ、同アルバムの収録曲に加えて、伊藤ゴローの書き下ろしによるオリジナル曲を、総勢30名以上のラージ・アンサンブルで表現したオーケストラ作品。ジョアンと『Amoroso』に関わった作曲家のアントニオ・カルロス・ジョビン、アレンジャーのクラウス・オガーマンとの関係性を浮き彫りして、同アルバムの音楽的ミステリーを、伊藤ゴローなりに紐解いた作品でもある。こんな『アモローゾフィア』を中心とした楽曲を、室内楽的アンサンブルで演奏するコンサートが、3月26日に銀座ヤマハホールで行なわれる。伊藤ゴロー・チェンバーアンサンブルによる〈「Amorozsofia」BOSSA NOVA EXPERIMENT〉だ。
伊藤ゴロー・チェンバーアンサンブルは、伊藤ゴロー(ギター)、佐藤浩一(ピアノ)、伊藤彩 (ヴァイオリン)、ロビン・デュプイ(チェロ)、木村将之(ベース)、坂本楽(フルート)、好田尚史(クラリネット)、角銅真実(パーカッション)といった8人編成。このうち、角銅真実を除く7人は、『アモローゾフィア』に収録されているオリジナルの組曲“Amorozsofia -Chamber Ensemble-”――I“Frozen Thistle”、II“仮想グリフ”、III“ゆがんだ視線”の演奏者たち。佐藤浩一は、『アモローゾフィア』の全曲で演奏している主要メンバーの一人でもある。また、角銅真実は『アモローゾフィア』には参加していないものの、伊藤ゴローと佐藤浩一、福盛進也のユニットのアルバム『land & quiet』(19年)に参加したり、伊藤がプロデュースした原田知世のアルバムに歌詞を提供、なおかつ彼女のツアーをサポートしてきた。角銅真実は東京藝術大学出身の打楽器奏者であり、2020年にメジャー・デビューしたシンガー・ソングライターでもある。
〈「Amorozsofia」BOSSA NOVA EXPERIMENT〉には、通常のコンサートチケットに加えて、伊藤ゴローが2017年にリリースした“Fly me to the AOMORI”からイメージして作られたオリジナル・ドリンク代を含むチケットも用意されている。もちろん、伊藤ゴロー・チェンバーアンサンブルの生演奏を耳で味わうことできる貴重な機会であることは、言うまでもないだろう。
LIVE INFORMATION
「Amorozsofia」BOSSA NOVA EXPERIMENT
2022年3月26日(土)東京・銀座 ヤマハホール
開場/開演:13:30/14:00
出演:伊藤ゴロー(ギター)/佐藤浩一(ピアノ)/伊藤彩(ヴァイオリン)/ロビン・デュプイ(チェロ)/木村将之(ベース)/坂本楽(フルート)/好田尚史(クラリネット)/角銅真実(パーカッション)
■チケット料金(全席指定)
コンサートのみ:6,000円
ドリンクセット:6,500円 ※枚数限定
アフタヌーンティセット(ペア):19,000円 ※限定16組
※アフタヌーンティセットには2名様分のコンサートチケット料金・アフタヌーンティ代が含まれます。12:00、16:30各回8組限定で販売
■チケット取り扱い
チケットぴあ:Pコード 209-216
https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=209-216
ヤマハ銀座ビルインフォメーションカウンター(ヤマハ銀座ビル1階)
※政府のイベント人数制限方針により、販売席数が変動する可能性がございます。予めご了承ください
※都合により、出演者、曲目が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております
※各種チケット料金には消費税が含まれております
主催:ヤマハ株式会社
お問い合わせ(ヤマハ銀座ビルインフォメーション):03-3572-3171(11:00~18:30/火曜定休 ※但し緊急事態宣言に基づく臨時休業の可能性有)
※お電話でのチケットのご予約は承っておりません
https://www.yamahamusic.jp/shop/ginza/hall/event/detail?id=1547