グラミー受賞バンド、スナーキー・パピーのキーボーディスト、ビル・ローレンスのソロ・ピアノ作。これまでに発表してきたソロ作品は、マイケル・リーグらメンバーと共に作り上げたクロスオーヴァーなバンド・サウンドの中に彼のメランコリックなピアノがフィーチャーされたような作風が多かったが、今作は初のソロ・ピアノ作品ということで、彼が紡ぎ出す叙情的で美しい旋律を隅々まで堪能することが出来る一枚。しっかりとリズムキープしつつも哀愁たっぷりなメロディーを聴かせるリードトラックの⑥を筆頭に、素晴らしいメロディーが満載だ。