漫画家兼イラストレーターの著者が、50代半ばで一人暮らしをやめ、約23年ぶりに実家に帰り、母親と送ることとなった同居生活の模様をつづったエッセイコミック。嵐のように激しい性格の母親とは長年、水と油のようだった著者が、病を患いパワーダウンした母親の姿に戸惑い、不安を覚え、時には振り回される様子は、〈親の老い〉に直面している世代には他人事ではない共感度。ずっと離れていたからこそ再び一緒に暮らすことの難しさ、そのストレスに晒されながらも、お互いに歳を重ねたからこそ無理なく寄り添い合えるようになっていく二人の姿がしみじみと胸にくる、親子の必読ドキュメントです。
松本英子「初老の娘と老母と老猫 再同居物語 1」母親と50代半ばで同居、親子の関係性が胸に沁みるエッセイ漫画
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