オリヴィア・ロドリゴの周辺にある注目のモダンなポップ作品たち!
ダン・ニグロがオリヴィアと並んでメインでプロデュースしているのが、日本の血も引くカリフォルニアの若い才能。前作『Kid Krow』に続いてほぼ全曲を手掛けたダンは、ブレーンのライアン・リンヴィルも招集して繊細な歌世界を仕立てている。
オリヴィアの“good 4 u”を共同プロデュースして一気に名を上げ、こちらのソロ・アルバムに至ったシンガー・ソングライター。テイト・マクレーやアディソン・レイらを手掛ける傍ら、今回の『GUTS』でも“get him back!”の共同制作に駆けつけている。
オリヴィアが開催した昨年の〈SOUR Tour〉でオープニング・アクトに起用されたミズーリ州のシンガー/ソングライター。下積み時代にダン・ニグロと仕事していた縁で『GUTS』では“lacy”のコーラスを務めており、こちらの初アルバムで注目されそうだ。
他にもハッチーやメイジー・ピータースらを手掛けるダン・ニグロは、この元チェアリフトの彼女との付き合いも長い。前作『Pang』(2019年)に続いて参加したエクスペリメンタルな本作ではダニーL・ハールらと“Welcome To My Island”を共作。
売れっ子になったアレクサンダー23が現在メインで組んでいるのが、ミュージカルなどでも活躍しているこちらの新進ヴォーカリスト。このフル・アルバムも多彩なコライト陣を交えて華やかなポップネスをガッチリ支えた好盤だ。
独特の陰影豊かな歌世界を創造する英国出身の彼女もまた〈SOUR Tour〉でオープニングに起用されていた一人。昨年の初来日公演に続いて先日は〈サマソニ〉出演も果たしており、10月に届くこちらのファースト・フル・アルバムにも期待しかない!