名門バークリー音楽大学で様々な知識を学び、ロバート・グラスパーやスヌープ・ドッグ、アンダーソン・パークなど名だたるアーティストとも共演し、5度のグラミー賞受賞を成し遂げ、なによりソウル界のレジェンド、ダニー・ハサウェイの娘という血筋――それら才能を裏付けるいくつもの要素を持つシンガーソングライター、レイラ・ハサウェイ。彼女がこの冬、来日を果たす。

約1年8ヶ月ぶりと短いスパンで実現した来日公演は、ビルボードライブ東京にて2024年11月17日(日)、20日(水)、21日(木)、ビルボードライブ大阪で11月18日(月)に開催される。前作『Honestly』から約7年ぶりのオリジナルアルバム『Vantablack』をリリースしたタイミングだけあって、新旧織り交ぜた多彩なセットリストが期待される今回の来日公演。現在進行形で進化を続けるレイラの今を感じられるライブになるはずだ。

前述した要素は、確かにレイラの類まれな才能の証左ではあるが、実際にライブを体験すれば一目瞭然、問答無用で彼女がいかにスペシャルなアーティストであるか身をもって理解することができるだろう。ギター、ベース、ドラムス、キーボード、さらにコーラスを加えたシンプルなメンバー構成でのライブにおいて、まるで楽器のひとつのように有機的にグルーヴを作り出していくのが彼女のボーカルである。

新たなアレンジを加えながら、時には原曲より長尺にもなるパフォーマンスは、緊張感と高揚感があふれる〈生モノとしてのライブ〉を強く感じさせる。最近のライブでは代表曲“Baby Don’t Cry”はもちろん、父ダニーの“Love, Love, Love”やアース・ウィンド&ファイアー“Love’s Holiday”のカバーなども披露していて、ソウル~ファンクの本質を体現するようなステージが繰り広げられている。

特に今回は、今年6月にリリースしたばかりの最新アルバム『Vantablack』を引っ提げての来日公演であり、同作からの楽曲のパフォーマンスも期待できそうだ。コモン、ラプソディ、MCライトらが参加した『Vantablack』は、ブラックミュージックのクラシックなマナーを華麗に踏襲してみせたご機嫌なソウルナンバーから、畳み掛けるような迫力満点のバラードまでレイラの魅力を詰め込んだアルバムとなっている。タイトル通りソウルの愛を歌った“So In Love”など、音源以上にステージで映える楽曲ばかりが並ぶ作品なだけに、今回どのナンバーが聴けるのかにも注目したい。

レイラのパフォーマンスは単なる楽曲のパフォーマンスにとどまらず、観客とのコミュニケーションや感情の共有も重視されている。彼女はステージ上での存在感が非常に強く、その場にいる全てのオーディエンスを引き込む力があるのだ。とりわけビルボードライブの親密な空間で、その声とパフォーマンスを直接感じることができるのは、ファンならずとも格別な体験となるだろう。

 


LIVE INFORMATION
Lalah Hathaway
レイラ・ハサウェイ

2024年11月17日(日)ビルボードライブ東京
1stステージ
開場/開演:15:00/16:00
2ndステージ
開場/開演:18:00/19:00
https://www.billboard-live.com/tokyo/show?event_id=ev-20122

2024年11月20日(水)、21日(木)ビルボードライブ東京
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
https://www.billboard-live.com/tokyo/show?event_id=ev-20123

2024年11月18日(月)ビルボードライブ大阪
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
https://www.billboard-live.com/osaka/show?event_id=ev-20124

■チケット
【東京】
DXシート DUO:24,000円
DUOシート:22,900円
DXシート カウンター:12,000円
S指定席:10,900円
R指定席:9,800円
カジュアル:9,300円

【大阪】
BOXシート:22,900円
S指定席:10,900円
R指定席:9,800円
カジュアル:9,300円

※本公演はClub BBL会員、および一般販売をWEB受付のみ実施いたします
※法人会員は電話にてご予約承ります