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変化を繰り返すモードを貫くのは、ひたすら素晴らしい歌だった……ディスコグラフィーを一挙解説!

MANIC STREET PREACHERS 『Generation Terrorists』 Columbia(1992)

ウェールズの幼馴染4人によって結成されたバンドが、ヘヴンリーからのシングルなどを経て発表した初作。LAメタルやパンクを基調にマンチェやヒップホップまでを取り入れた18曲は粗削りながら、闇雲な勢いに満ちている。全英13位。

 

MANIC STREET PREACHERS 『Gold Against The Soul』 Columbia(1993)

前作で鍵盤を弾いていたエンジニアのデイヴ・エリンガをプロデューサーに抜擢した2作目。メタル色はやや後退し、グランジ~オルタナ時代に呼応したグルーヴへのアプローチも含め、バンドとしての着実な進化を見せていた。全英8位。

 

MANIC STREET PREACHERS 『The Holy Bible』 Epic(1994)

この3作目の制作時にはリッチー・エドワーズの精神状態は危うくなり、自傷癖やうつを悪化させていたという。ポスト・パンキッシュな音に、世界が孕む恐怖や人間の脆さが刻まれており、その凄みは30年を経てなんら衰えない。全英6位。

 

MANIC STREET PREACHERS 『Everything Must Go』 Epic(1996)

前年にリッチーが失踪(2008年に死亡認定)し、終止符を打つことも考えた3人だが存続を決意。ウォール・オブ・サウンドを背景に〈すべては進む〉ことを歌った4作目は広い支持を集め、全英5位を記録した。ブリット賞の年間ベスト・アルバム。

 

MANIC STREET PREACHERS 『This Is My Truth Tell Me Yours』 Epic(1998)

初の全英1位を記録した5作目。前作に続きマイク・ヘッジスを制作に迎え、ストリングスや鍵盤、エレクトロニクスをふんだんに使いながら、美しくエモーショナルな歌を奏でている。タイトルは母国の政治家、アナイリン・ベヴァンの演説から。

 

MANIC STREET PREACHERS 『Know Your Enemy』 Epic(2001)

西側のバンドとして初めて行ったキューバでのライヴを経て発表した6作目は、前2作の反動もあり、ノイジーなポスト・パンクに再接近。全英2位を記録した。当初予定されていたアルバム2作として発表の構想は、2020年のデラックス盤で実現。

 

MANIC STREET PREACHERS 『Lipstick Traces (A Secret History Of Manic Street Preachers)』 Epic(2003)

前年の初ベスト『Forever Delayed』(全英4位)に続いてリリースされた、B面曲やカヴァーをまとめた2枚組コンピ。ガンズ・アンド・ローゼズやライヴの定番でもあった〈雨にぬれても〉など、バンドのルーツを知れる一作だ。全英11位。

 

MANIC STREET PREACHERS 『Lifeblood』 Epic(2004)

賛否が分かれ、全英13位とセールスも苦戦した7作目。その理由はエレクトロ・ポップ的な方向性だが、“The Love Of Richard Nixon”や“Empty Souls”などを筆頭にメロディーの美しさという点では、彼らのなかでも一二を争う出来では。