『The Emancipation Of Mimi』から繋がる2005年のR&B〜ヒップホップとその影響下にある作品の一部を紹介!
ブライアン・マイケル・コックスの制作による新たな代表曲“Be Without You”を原動力に90年代以上の成功を収めた、〈Mimi〉と並んでこの年のR&Bを象徴するクロスオーヴァー・ヒット作。ジャム&ルイスの参謀としてビッグ・ジムも参加している。
90年代バッド・ボーイのファースト・レディがレーベル移籍して初のR&BチャートNo. 1を記録した転機作。カーヴィン&アイヴァンら新鮮な制作陣が並ぶなか、JD × ブライアン組もバラードの佳品“Tru Love”を手掛けたほか、ネプチューンズの参加も光る。
リアーナやトレイ・ソングズもデビューした2005年は、〈ネクストMJB〉を望まれた彼女の初作が出た豊作の年だった。極上の“Love”を筆頭にこの時代ならではの名曲がひしめき、カニエ作のソウルフルな“I Changed My Mind”がスマッシュ・ヒットした。
マライアやコモン『Be』などをプロデュースし、この自身の2作目も送り出して絶好調だった2005年のカニエ。通算14週も全米No. 1を獲得したマライア“We Belong Together”を引きずり下ろしてチャートの頂点に立ったのは彼の“Gold Digger”だった。
で、“Gold Digger”の全米1位を10週で止めたのが、こちらの有望新人のデビュー曲としてスコット・ストーチが手掛けた“Run It!”である(リミックスはJDが担当!)。なお、同曲の全米1位を5週で止めたのはマライアの“Don’t Forget About Us”だった。
セントルイスから立身して00年代を代表する大物となったラッパーのネリー。マライアの“To The Floor”に参加したのと同じ2005年に生み出した全米No. 1ヒットはポール・ウォールとアリ&ギップを迎えた“Grillz”で、こちらもJDのプロデュースだった。
JDのフックアップによって彼の主宰するソー・ソー・デフ入りしたアトランタ産グループのアルバム。マライアのリミックスに客演したのも、2005年にヒットしたスナップ・チューン“I Think They Like Me”の影響力ありきだったのは言わずもがな。
ジョデシィやアッシャーなど90〜00年代のネタを多用して年長者もたびたび刺しにくる、トラップ・ソウルの雄による初作。ここに収録の“Don’t”ではマライアの“Shake It Off”を滑らかに歌い込み、〈Mimi〉時代のオマージュ例に先鞭をつけた。
ドリームヴィルから登場したワシントンDC出身のシンガー。タイプは異なるもののマライアからの影響を公言しているだけに、この2作目に収録された“Pressure”にて大御所JD × ブライアン × ジョンテイを起用した意図は明らかだろう。
プリシラ・レネア名義の活動時からマライアの“Infinity”(2015年)をコライトするなどの絡みもあったマニー・ロング。JD × ブライアンのプロデュースでグラミーにも輝いた“Made For Me”はリミックスに招く前からマライアっぽい品格も薫る名曲だ。
よく共作していたヴィクトリア・モネイの手腕も含め、マライアのヴォーカリゼーションや複雑なコーラス・アレンジを継承しているアリアナ。『eternal sunshine』(2024年)のデラックス版となる本作には“yes, and?”のマライア共演リミックスが収録されている。










