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その頃のプリンスをめぐる関連作品たち
他者への提供曲/プロデュース曲の本人歌唱ヴァージョンを集めた一枚。『Around The World In A Day』と制作時期が近いのはザ・ファミリー“Nothing Compares 2 U”やシーラE“Dear Michaelangelo”あたり。“Manic Monday”も収録。
『Around The World In A Day』完成後に〈Purple Rain Tour〉の合間を縫って各地で録音された2作目。ほぼ全曲にプリンスのインプットがあり、彼女のバンドでサックスを吹いたエディMは『Around The World In A Day』でも活躍している。
モーリス・デイの離脱したザ・タイムの残党にスザンナらを加えた新バンドによる唯一のアルバム。〈Purple Rain Tour〉開始前に同じウェアハウスで制作が進められていたという点で『Around The World In A Day』とは兄弟のような作品といえる。
80年代初頭の西海岸でレトロ志向のサイケやガレージ、パワー・ポップなどを追求したムーヴメント、ペイズリー・アンダーグラウンドの顔役的なバンド。象徴的な〈Tambourines〉も興味深いが、彼らは数年後にペイズリー・パークと契約している。
ママス&パパスを想起させるノスタルジックな“Manic Monday”が全米2位の先行ヒットとなって成功したセカンド・アルバム。同曲をプリンスが彼女たちに提供したのは、ペイズリー・アンダーグラウンドの文脈でもともと注目していた流れもあった。
一時は袂を分かった親友にしてバンド仲間のソロ作で、モロに革命マナーのミネアポリス・ファンク“The Dance Electric”は殿下の作。制作は『Around The World In A Day』と同時期ながらもパープル味が強すぎたから気前よく提供したのか?
カーティス“ソース”ウィルソンも在籍し、西海岸らしいファンクネスも放ちながら90年代に活躍したR&Bトリオ。“She’s Always In My Hair”のカヴァーもこちらが少し早かった。なお、殿下とは縁浅からぬエリック・ベネイも別曲に客演している。
サントラ『Scream 2』に提供された“She’s Always In My Hair”のカヴァーがこの曲の人気を高めたのは想像に難くない。その後の“Send It On”にしろジェシー・ジョンソンとの合体にしろ、彼が追いかけた一人が誰だったのかは言うまでもない。
“Raspberry Beret”や“Pop Life”はわりとカヴァーされている印象で、前者を用いた宅録ファンクで歌う鬼才の“When I Come Back Around (Freeform Reform)”もかっこいいリサイクルのひとつ。ビートのみならずにシンセ・ソロなどもオール殿下!
音楽エリートな育ちからレヴォューションに流れ着いたコンビが、独立して発表したデュオでの初作。二人やその兄弟が独特なヒネリのある『Around The World In A Day』〜『Dream Factory』期のプリンスに与えた影響は大きいはずだ。

サポートを務めたスマパンのツアー中に薬物でこの世を去ったジョナサン・メルヴォワンの、まさにその96年のツアーでの演奏も記録した30周年記念盤。プリンスは同年に“The Love We Make”を捧げている。









