昨年4月、8年振りとなる復活ライブを開催したALHAMBRA。新ベーシストに長谷川淳(GERARD/Sound Horizon/Linked Horizon)を迎えた新体制での初ステージであり、日本を代表するプログレッシブメタルバンドの帰還に、歓喜の声が沸き起こった。そこからバンドは制作期間に突入。ついに5thアルバム『SKYWARD PRAY』を完成させた。

完全オリジナルアルバムとしては実に14年振りとなる本作には、人気シリーズ“水晶の雨”の続編となる3部構成の組曲“SKYWARD PRAY”をはじめ、全10曲を収録。ゲスト参加の佐々井康雄も含めた6人の超絶技巧と、それらが織りなす美しいアンサンブル、そして圧倒的な熱とエモーションが迸る作品に仕上がっている。また、本作発売の同日には、入手困難となっていた4thアルバム『SIEGFRIED』のリマスター盤もリリースされ、ALHAMBRAの全音源がWalküre Recordsから揃うこととなった。超待望の新作を完成させ、2026年4月4日(土)に渋谷clubasiaで開催されるリリース記念ライブを控えているYUHKI(キーボード)、Junko(ボーカル)、長谷川に話を聞く。

ALHAMBRA 『SKYWARD PRAY』 Walküre(2026)

 

戻ってこられてよかった! 復活ライブで得た喜び

──まず、8年振りの再始動に至った経緯からお聞きできればと思います。

YUHKI「結成してからもう随分経つんですけど、数は少ないながらも定期的にライブをして、オリジナルアルバムも4枚作ったところで、ちょっとやり尽くした感があったんですよね。ただ、せっかく集まった縁ですし、メンバー1人ひとり個性があるので、少し時間を置いてまた活動できたらおもしろいんじゃないかと。

それで今回はまず、ライブを決めることから始めたんです。それが2024年の4月で、そこから1年先の計画を立てて。今はハコがなかなか押さえられないですから」

──どこもいっぱいですからね。

YUHKI「そこから復活ライブに合わせて新曲を2曲作ろうということになって。それが“The Next Dimension”と、Hidekiが作った“Anemone”なんですが、その2曲を復活ライブでやったらすごく盛り上がりまして。やっているこっちもじーんと来るものがありましたし、あっちゃん(長谷川)が入った新体制のポテンシャルにモチベーションが上がったところも当然あって、これは来年もライブをやろうと。

そこからまた1年先の計画を立てて、もし間に合えばアルバムを作ってレコ発ライブにしようということになったんですけど、どうにか間に合ってなんとかなりそうです(笑)」

──無事に世に放たれますね。Junkoさん、復活ライブはいかがでした?

Junko「すごく久々だったので、ちゃんと覚えているかなという不安もありましたけど、大好きだったあの歌をもう一度ライブで歌えるのがすごく嬉しくて、ワクワク感のほうが大きかったですね。お客さんがすごく喜んでくださっていることも本当に手に取るように伝わってきましたし、この場所に戻ってこられてよかった!って心底思いました。

長谷川さんが入られて、新しく動き出した音の方向性はとても感じたんですけど、歌っていてやっぱり懐かしいなぁと思いましたね。懐かしくて、熱くて、とてもエモーショナルで。この音に支えられて歌える幸せをすごく感じました」

──長谷川さんはALHAMBRAとして初ライブだったわけですが。

長谷川淳「僕の場合はすべて新曲になるじゃないですか。なので、まず音源を聴いたときに、これはマズいぞと(苦笑)。これまで弾いていたベーシストの方達が本当にスーパープレイヤーばかりなので、こんなに弾いているのか!と驚いたんですが、それを自分流に、なおかつ溶け込めるようにやれたらいいなと。

ライブは本当に楽しくやれましたし、お客さんもすごく温かく迎えてくれたんですが、自分としては結構ギリギリの状態でしたね」