WILL YOU BE THERE
ファミリーの輪を離れて、次なる挑戦が始まった――規格外のスケールに成長したマイケルは前人未到の道で新しい音楽を創造し続けていくことになる!
76年、ジャクソン5というグループ名と三兄ジャーメインをモータウンに置いていった彼らは、代わりに末弟のランディを加え、新たにジャクソンズへと改名した。姉妹のリビー、ラトーヤ、ジャネットも含む一家でのCBS系列のバラエティ番組「The Jacksons」にてTVデビューを飾ったのに続き、ジャクソンズはフィラデルフィア・インターナショナルを主宰する熟練のヒットメイカー、ギャンブル&ハフのプロデュースでファースト・アルバム『The Jacksons』をリリースした。ここで彼らはモータウン時代から強く望んできた自作曲の収録を初めて許可される。マイケル自作の佳曲“Blues Away”と、マイケル&ティト作となる“Style Of Life”である(メンバーの演奏への参加も叶った)。
ただ、それで喜べるはずもなかったのは事実で、さらにアルバムがゴールド・ヒットに輝いてもモータウン時代ほどの収入には至らなかったそうだ。翌77年の『Goin’ Places』はアルバム自体が不発に終わってしまった。ここでマイケルらはエピックとの契約を更新すると同時に、次のアルバムでのクリエイティヴ・コントロールを許されることになった。78年末にリリースされたサード・アルバム『Destiny』は100万枚以上のセールスを記録し、ジャクソン兄弟のイメージを一気に現代へと引き戻す効果を果たした。なかでもマイケルとランディが書いた“Shake Your Body (Down To The Ground)”が広く支持を集めたことは、マイケルにとっても大きな自信に繋がったことだろう。