FUNKSTATIC JOURNEY OF JAAAAAMES BROOOOWWWWNNN!!!!!!!
[ 緊急ワイド ]いまひとたびの、ジェイムズ・ブラウン
その男が天に召されて早くも9年の歳月が飛び去っていった。それでも、いまだに彼を超えるスーパーバッドは登場していない。今回は話題の伝記映画の副読本として、ファンクの生命力とソウルの神通力を全身で鳴らしたJBの前進の歴史を、膨大な作品(の一部!)と共に追いかけてみよう!!!!!!!!!
SELECTED DISCOGRAPHY
今回のリイシュー作品を中心に、アルバムで楽しむJBのステップ(1)
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JAMES BROWN AND HIS FAMOUS FLAMES Please Please Please King/ユニバーサル(1959)
56年に表題曲がデビュー・ヒットを記録してから雌伏の時代が続き、ようやく58年に“Try Me”がスマッシュとなって作られた第1集。リトル・リチャード風のジャンプ・ナンバーからバラードまで、シャウト混じりの強靭&濃密な歌のド迫力で押し切った快作。 *出嶌
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ヒットした“Try Me”を中心に編まれた作品で、50年代を通じてのさまざまなセッションから持ち寄られたナンバーの並ぶ2作目。ザラリとした声で歌い上げるスロウ・バラード中心の作りからは、当時のジェイムズ・ブラウンが何を望まれていたのかよくわかる。 *出嶌
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ディケイドを跨いでの録音となり、50年代の尾を引く“Good Good Lovin'”なども後のファンキー感覚を帯びつつあるような3作目。ファイヴ・ロイヤルズのカヴァーとなる表題曲のJB流解釈も実にカッコ良く、後にミック・ジャガーが取り上げたのも納得だ。 *出嶌
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JAMES BROWN AND THE FAMOUS FLAMES The Amazing James Brown King/ユニバーサル(1961)
初めてJB本人がジャケに登場。フレイムズのオーセンティックなコーラスを従えて引き続きバラード表現の凄さに寄せた作り。いきなり感情を100に持っていくような激唱の“Lost Someone”をはじめ、根本的な歌の上手さと異形ぶりが改めて堪能できる。 *出嶌
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流行のダンス・スタイルやステップを我流のナンバーに取り込むというコンセプトの元、“Mashed Potatoes U.S.A.”“Doin' The Limbo”などを収録。歌モノとインストを交互に披露する構成もあって、この時代には珍しくトータルなアルバム感で牽引する一枚だ。 *出嶌
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バラディアーとしてのJBにスポットを当てた、既発シングルも含む一枚。サミー・ロウ指揮の流麗なオーケストラをバックに、ポピュラー・スタンダードなどを泣き叫ぶように歌い上げていく。レイ・チャールズに対抗? *林
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殿堂アポロでの62年のパフォーマンスを収めたR&B史上屈指のライヴ盤は、レーベルの反対を押し切って本人が自費で制作したもの。ヒット曲のメドレーを含む内容は初期活動の集大成といった趣で、JBは観客の熱狂に全力で応える。 *林
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前年のボルティモアでの実況録音に擬似ライヴ的な音源を追加した2枚目のライヴ盤。フェイマス・フレイムズを従えての熱演で、バラードも聴かせるが、ジャンプ曲での破壊力が凄まじい。ファンキー・ソウルの夜明け。 *林
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JBファンクの出発点となった表題曲でスタート。ジミー・ノーランのギターが印象的な同曲以外は大半が59~62年の録音で、流行のダンスを意識した曲も登場する。ドミノズやロイ・ブラウンの名曲も自己流にカヴァー。 *林
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JB屈指のファンキー・ソウル~ファンクとして絶大な人気を誇る表題曲で始まるが、残りは大半が59~62年の録音。これも寄せ集め作品だが、“Think”“Good Good Lovin'”といった表題曲に匹敵するリズム・ナンバーが聴ける。 *林