マーラーの第3番にまたひとつ注目ディスクが登場! 指揮のダニエル・ライスキンは1970年サンクト・ペテルブルク生まれで、2005年からライン州立フィルの首席指揮者を務めている。ライン州立フィルはドイツ西部のラインラント=プファルツ州コブレンツにあるオケ。ショスタコーヴィチブラームスで素晴らしい演奏を聴かせていた彼らにとって、ついに登場した初のマーラーのディスクだ。ライスキンの音楽的構築の手腕は、第3番ではこと両端楽章に顕著に表れている。終楽章での力みのない息の深さが大小の架橋を自然に織り合わせ、充実の大団円へと導いていく。今後の動向に注目したい指揮者だ。

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【参考動画】ダニエル・ライスキン指揮によるドヴォルザーク〈交響曲第7番〉コンサート映像