淀川長治も愛した「ハリーとトント」、小津安二郎の流れ汲む傑作アメリカ横断ロード・ムーヴィーが日本限定で初Blu-ray化

2015.06.16

淀川長治が日曜洋画劇場での解説において 「最も好きなアメリカ映画のひとつ」と断言し、アカデミー主演男優賞にも輝いた本作が日本限定で初のBlu-ray化という快挙を成し遂げる。さらに久米明の日本語吹替音声を初収録。猫映画的な紹介もされている本作だがそこだけに焦点を絞るのは非常に勿体無い。アメリカ横断ロードムービー的な外観があるものの内容は至って日本的。小津安二郎成瀬巳喜男の作風に大きな影響を受けているのが分かる。特に映画的なプロットで言えば映画『東京物語』なくして成立しない。数々の賞を受賞し確固たる評価を受けてきた本作がBlu-ray化となる意義は大きい。

【参考動画】〈フォックス・プレミアム・ブルーレイ〉のトレイラ―映像
(「ハリーとトント」は1分55秒あたり~)
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