アメリカの音楽評論家&ジャーナリストの中で、偉大なる一人を挙げるとしたらハロルド・C.ショーンバーグの名は外せない。音楽評論家では初となるピューリッツァ賞を71年に受賞。本書は嘗て芸術現代社から翻訳本が発売されていたが、この度後藤泰子さんの翻訳によって増補・新訳版で発売。膨大な資料を基に完成された実に内容の濃い544ページ。リストとダルベールのエピソードや、ホフマン、ラフマニノフ。名だたるピアニスト・作曲家達の知られざる話が次々と描かれている。(中には既にご存知の話もあるかもしれないけれど)。ピアノ・ファンのみならずクラシック・ファンは手元に置いておきたい名書。
「ピアノ音楽の巨匠たち」 リストやホフマン、ラフマニノフなどピアニスト/作曲家たちの知られざる逸話描く名書の新訳版登場
シンコーミュージック