シティ・ポップからブラジル・ミュージックと幅広い音楽性で魅了する“沖縄のサウダージヴォイス”比屋定篤子と、新良幸人との共作アルバムも記憶に新しい沖縄在住のジャズピアニスト・サトウユウ子によるコラボレーション作。誰もが知る名曲《てぃんさぐぬ花》から、子守唄《いったーあんまーまーかいが》など、まさに沖縄スタンダードともいえる沖縄のわらべうたを、歌とピアノだけというシンプルかつ洗練されたアレンジで聴かせる。沖縄音楽としては珍しい編成ながら、シンプルだからこそ響いてくる、温もりのある音と言葉は、まさに沖縄への郷愁そのものといった趣の1枚。ジャケもカワイイ!

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比屋定篤子の2004年作『ひやじょう』収録曲“月の宝石”