サラヴァ・レーベルの再発。盲目のリード奏者といえばローランド・カークをまず思い出すが、このミシェル・ロックも是非、思い出して欲しい。熱いアフロのリズムに乗って猛々しいサックスが、のっけからゴリゴリに盛り上がる。アフロ・ジャズの名盤。何が素晴らしいかというとパーカッションが素晴らしい。そのパーカッションをバックにアジっているだけのヴォーカリトもなかなかだ。ギル・スコット・ヘロンの『スモール・トーク・アット・125&レノックス』を彷彿とさせる。3曲目もフルートで、アフロキューバンなクラーヴェがカツカツと聴こえてきそうなくらいにすきなく盛り上げる。チェリストの腕前もジャズアルバムとしては上々!

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