産業革命を経て、鋳鉄フレームと強靱なミュージックワイヤーを得たピアノは、大量生産をも可能にし19世紀を席巻する。華麗なる編曲作品が多数作られた。作曲ツールとしてまさに作曲家の霊感に影響し残された楽譜に歴史あり。歴史の項ではそのような作曲家と様々なメーカーのつきあいが。メーカー総覧では世界の40社以上のピアノが美麗な写真と共に紹介、とはいえ、載っていなくても、日本でも山葉の弟子だった大橋のピアノなどの銘器があった事を付記しておく。メンテナンスでは調律師の仕事の側面も。浜松の楽器博物館でクリストフォリのピアノはじめ様々な時代の楽器を観て体験するのをオススメしたい。