異能のギタリスト今堀恒雄率いるUnbeltipo最新作はナマ感の強かった前作、前々作から一転、かなり作り込まれたサウンドで初期のザッパmeetsスクエアプッシャーと称されていた頃のサウンドも髣髴とさせる。更にここ数年活動している別働隊ともいえるヴァイオリンの太田惠資、各種フルートを操る天田透とのアコースティックトリオ3-h.l.xの演奏やソロ音源など収録のヴァラエティに富んだ作品。とはいえUBTサウンドとしか言いようのない時空を歪めるような緩急目まぐるしいビートは今作でも当然効きまくり、一度体験したらもう普通のビートは聴けなくなるほど中毒性あり。
前身バンドTipographicaの進化形態インストゥルメンタル・ロック・バンド、Unbeltipoの通算5枚目
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