“The Look Of Love”を始めとするヒット曲で知られるイギリスのニュー・ロマンティック・バンド、ABC。元祖エレポップ・バンドとも言える彼らが10月16日(火)にBillboard Live OSAKAで、10月18日(木)と19日(金)にBillboard Live TOKYOで来日公演を行う。
ABCは80年に、フロントマンのマーティン・フライとマーク・ホワイト(ギター)、デヴィッド・パーマー(ドラムス)、ステファン・
バンドは81年にファースト・シングル“Tears Are Not Enough(涙まだまだ)”をリリース。同曲がスマッシュ・ヒットしたことで、ファースト・アルバム『The Lexicon of Love』が、すでに〈ラジオ・スターの悲劇〉を世に送り出していたトレヴァー・ホーンのプロデュースの元に作られることになる。同作からのシングル・カットが軒並みヒットするなか、82年にリリースされた『The Lexicon of Love』は全英一位を獲得したほか、世界各地で大きな話題となる。彼らは初作にしてスター・バンドの仲間入りを果たすのだった。
83年にセカンド・アルバム『Beauty Stab』、ステファンの脱退を経て85年にサード・アルバム『How To Be A... Zillionaire!』を発表。サードの先行シングル“(How To Be A) Millionaire”“Be Near Me”がヒットしたことで、初作以降やや停滞していたバンドがふたたび注目を集めることとなった。が、87年にはマーティンとマークの2人バンドとなり、4作目『Alphabet City』、5作目『Up』、6作目『Abracadabra』と着実にリリースを重ねるも、今度はマークがバンドを離れることとになり、一旦ABCの活動は止まってしまう。
が、ABC伝説は終わらなかった。マーティンの一人バンドとなったABCは、97年に原点回帰的な内容の『Skyscraping』で見事復活。間は空いてしまったが、コンスタントなライヴ活動をしながら2008年にも元・ドラマーでロッド・スチュワート・バンドでも活躍するデヴィッド・パーマーを迎え、8作目『Traffic』を発表している。
そして、2016年にはファーストの第二章を謳った、現時点での最新アルバム『The Lexicon Of Love II』をリリース。ノスタルジックな企画でデビュー時からのファンを喜ばせつつ、ここから新たに始まるぞ、という意思もアピールした。
今回は大盛況だった2016年以来の来日とあって、予約は必須。肌寒くなってきた秋の夜長に、親密でラグジュアリーなBillboard Liveの空間で、煌びやかなニューロマ・サウンドを楽しみたい。
参考テキスト:ABC 来日記念特集 | Billboard JAPAN
LIVE INFORMATION
ABC
2018年10月16日(火)Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場17:30/開演18:30
2ndステージ 開場20:30/開演21:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円
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2018年10月18日(木)、19日(金)Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場17:30/開演19:00
2ndステージ 開場20:45/開演21:30
サービスエリア 9,500円/カジュアルエリア 8,500円
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■メンバー
マーティン・フライ(リード・ヴォーカル)
トレーシー・フォーブス(バックグラウンド・ヴォーカル)
ペーター・ビリングトン(キーボード)
マット・バッカー(リード・ギター)
ロブ・フッジス(サックス/キーボード)
アンディ―・カー(ベース)
リチャード・ブルック(ドラムス)