クラウス、スコットの顔合わせによる「ラ・ボエーム」が、タワーレコード限定で世界初のSACD化。多数の録音がある名曲ですが、中でもこちらは決定盤のひとつに数えられるでしょう。レヴァインのすっきりとした流れるようなタクトの下、この愛すべき作品が生き生きと描き出されます。そして主役の2人の何と素晴らしいことか。端正という言葉がぴったりな誠実で品のあるクラウスのロドルフォ、抑制の効いた可憐な風情を漂わせたスコットのミミとはとてもバランスが良くデュエットでも繊細な表現が光ります。どうぞこの名演をSACDの高音質でお楽しみ下さい。
『プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」』 レナータ・スコット、アルフレード・クラウスの顔合わせによる決定盤
JAMES LEVINE , NATIONAL PHILHARMONIC ORCHESTRA , RENATA SCOTTO , ALFREDO KRAUS
『プッチーニ: 歌劇「ラ・ボエーム」』