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JHENE AIKO 『Sail Out』 Artium/Def Jam(2013)

ミックステープ『Sailing Soul(s)』で復権した彼女がアーティウム入りして放ったEPで、プロデュースは引き続きフィストカフスが担当。ノーIDはボートラ“Comfort Inn Ending”を手掛けるのみだが、アルバムではさらなる関与に期待したい。

 

DERRICK HODGE 『Live Today』 Blue Note(2013)

今回のノーIDはジェイムズ・ポイザーら演奏陣を要所に招聘しているが、“Rewind That”でベースを弾くのはリーダー作の表題曲にコモンを迎えていたデリックだ。ロバート・グラスパー・エクスペリメント曲におけるコラボもお聴き逃しなく!

 

BIG SEAN 『Hall Of Fame』 G.O.O.D./Def Jam(2013)

カニエとの縁もあってG.O.O.D.仕事も多いノーIDは、特にビッグ・ショーンのアルバムでは2作続けて多くの曲をプロデュース。そのうち“Switch Up”でゴツい相性の良さを見せたコモンは、新作中の“Diamonds”にショーンを招いている。

 

YANCEY BOYS 『Sunset Blvd.』 Delicious Vinyl(2013)

コモンに多大な影響を遺し、没後も作品のあちこちに登場してくるJ・ディラ。今回の新作では故人を追ったドキュメンタリー作品から音声をインサートしている。ディラ・ビーツとの〈コラボ〉ではこちらに収録された“Quicksand”が最新か。

 

CURTIS MAYFIELD 『Curtis』 Curtom(1970)

シカゴの伝説が新しい音とより直截的な言葉で社会派路線を拓いたソロ・デビュー作だ。強烈なオープニング曲を受け、ビターな路上感を染み渡らせた“The Other Side Of Town”が登場。カニエのネタ使いが思い出される“Move On Up”も収録。

 

THE FABULOUS THREE 『The Best Of The Fabulous Three』 Truth & Soul(2010)

ビギー“Hypnotize”も飛び出す『Nobody Smiling』のネタ使いで目立つ傾向はモダン・ヴィンテージもので、“Hustle Harder”では“Nightbird”を今作からサンプリング。他にもエイドリアン・ヤング仕事を使いまくっているのが興味深い。

 

SEEDA, DJ ISSO, DJ KENN 『CONCRETE GREEN THE CHICAGO ALLIANCE』 CONCRETE GREEN/Pヴァイン(2014)

DJ KENNとのリンクからシカゴ勢を大挙動員したミックステープ。コモンも起用したリル・ハーブがその名も“Chiraq To Japan”で登場するほか、チーフ・キーフと従兄のフレッド・サンタナ、SDらが参加した熱い出来!

 

CHIEF KEEF 『Finally Rich』 Glory Boys/Interscope(2012)

コモンも名指しで賞賛するシカゴのゴールデン・チャイルド。ブリック・スクワッドと結託して準備中の新作も気になるが、『Yeezus』参加を経て今度はトゥイスタの新曲“Friend Of Me”に客演するなど、超世代的な地元コラボにも期待だ。