こんなコラボ作なんて誰が予想できただろうか。説明不要なサックス奏者、御年80歳のファラオ・サンダースによる新作というだけでも驚きだが、それがルアカ・バップ発となるフローティング・ポインツとの共作で、ロンドン交響楽団もレコーディングに参加しているというのだ。幾何学的抽象絵画で知られるジュリー・メレツによるアートワークも素晴らしい。五感をフル活用して堪能していただきたい2021年最大級のアート作品。