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コラム

フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2021、今年は山田和樹やバッティストーニらが出演、実演+配信で人々の渇を癒す

今年も話題の公演満載!
フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2021

 神奈川県のミューザ川崎シンフォニーホールが2005年から続けてきた夏の音楽祭、〈フェスタサマーミューザ KAWASAKI〉の2021年(第17回)ラインナップが固まった。7月22日から8月9日までの19日間に20公演。うち2公演は、川崎市内の新百合ヶ丘キャンパスに音楽劇場〈テアトロ・ジーリオ・ショウワ〉を構える昭和音楽大学と共催の〈出張サマーミューザ@しんゆり〉だ。全公演を動画システム〈SmartSTREAM〉により、全国へ配信する。

 福田紀彦市長は3月23日の記者会見で、「コロナ禍に対応した新たな鑑賞方式として実演と配信2本立てのハイブリッド方式を採用したところ、昨年は19日間17公演合計で3万3千件を超えるアクセスがありました。今年もミューザから〈音楽のまち・かわさき〉の魅力を全国に発信、心踊るひと時をお過ごしください」と、思いを語った。2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大で世界の音楽祭が中止に追い込まれる中、川崎市は姉妹都市のザルツブルクが祝祭(フェストシュピーレ)100周年を続行したのを受けてフェスタサマーミューザのハイブリッド開催を決断、その成果で第33回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門の〈功労賞〉を授かった。

Kahchun Wong ©Angie Kremer

 主軸のオーケストラは11団体参加の14公演。NHK交響楽団はスケジュールの都合でフル編成を見送った代わり、第1コンサートマスター篠崎史紀(MARO)率いる首席奏者たちの合奏団とソプラノ盛田麻央の出演で新ウィーン楽派編曲のJ・シュトラウスII世名曲集、マーラー“交響曲第4番”室内楽版の凝った曲目に挑む。2年ぶりの東京都交響楽団はコロナ禍を受け、夫人の母国の日本に長期滞在中のシンガポール人指揮者カーチュン・ウォンとの初共演をドヴォルザークの“新世界”交響曲で実現する。読売日本交響楽団は首席客演指揮者の山田和樹とチャイコフスキー、ラフマニノフそれぞれの“交響曲第2番”、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団は常任指揮者の高関健とスメタナの“交響詩《我が祖国》”全曲、東京フィルハーモニー交響楽団は首席指揮者アンドレア・バッティストーニの母国イタリアの音楽、神奈川フィルハーモニー管弦楽団は鈴木秀美の指揮でドヴォルザークの“交響曲第8番”……と民族色豊かな作品が並び、コロナ禍で旅行もままならない人々の渇を音楽で癒す。

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