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Roberto Gonzalez Monjas ©Marco Borggreve

 首都圏以外からのゲストは4年ぶり2度目のオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)と、初参加の京都市交響楽団の2団体。OEKはロベルト・ゴンザレス=モンハスの弾き振りでモーツァルトの“ヴァイオリン協奏曲第4番”、シューマンの“交響曲第2番”など。京都市響は14年間の常任指揮者最後のシーズンに当たる広上淳一とブラームスの“二重協奏曲”(独奏はヴァイオリン=黒川侑、チェロ=佐藤晴真)、ベートーヴェンの“交響曲第3番《英雄》”で成果を披露する。

Jonathan Nott ©M.Okubo

 川崎市をフランチャイズ(本拠)とするホスト・オーケストラ、東京交響楽団は音楽監督ジョナサン・ノットの指揮でオープニングコンサート、桂冠指揮者の秋山和慶との@しんゆり出張公演、正指揮者の原田慶太楼によるフィナーレコンサートの3公演を担う。フィナーレではブリティッシュ・カウンシルの協力を得て、市内の特別支援学校でのワークショップなどを経て生まれた新曲を参加者有志と東響が一緒に奏でる〈かわさき=ドレイク・ミュージック アンサンブル プロジェクト〉のコラボレーションも予定している。

 さらに、サクソフォンの須川展也とホールアドバイザーのピアニスト小川典子のデュオ、デビュー50周年の渡辺香津美をフィーチャーした〈サマーナイト・ジャズ〉、ホールオルガニストの大木麻理が多彩なゲストを交えて企画した〈真夏のバッハVI〉、市内もう1つの音大である洗足学園音楽大学の芸術監督も務める秋山が大学オーケストラとプロ、学生のダンサーを束ねて指揮するバレエ特集など、毎日通って飽きないプログラムが目白押し。当然、お得なセット券もある。

 

*2021.4.27追記
〈オーケストラ・アンサンブル金沢〉出演者および公演内容変更のおしらせ

2021年7月25日(日)に開催される〈オーケストラ・アンサンブル金沢〉への出演が予定されていた指揮者・ヴァイオリン奏者のロベルト・ゴンザレス=モンハス氏は、新型コロナウイルス感染症に係る入国制限により、来日の見通しが立たないことから、出演することができなくなりました。代わって指揮者の井上道義氏、ヴァイオリン奏者は神尾真由子氏が出演いたします。また、出演者変更に伴い、下記のとおり、曲目を変更して開催されます。詳しくは〈フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2021〉のオフィシャルサイトをご覧ください。 *intoxicate編集部
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/news/detail.php?id=1508

シューベルト:交響曲 第4番「悲劇的」
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番
プロコフィエフ:古典交響曲

 


EVENT INFORMATION
フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2021
2021年7月22日(木・祝)~8月9日(月・振休)神奈川・川崎 ミューザ川崎シンフォニーホール/昭和音学大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ
公演数:全20公演(オーケストラ公演(ミューザ12/しんゆり2)/音楽大学2/オルガン公演1/ピアノ公演2(うちこどもフェスタ1)/ジャズ公演1)

チケット発売日:全20公演ホール座席券
2021年5月13日(木)WEB先行発売
2021年5月20日(木)一般発売

チケットのご予約・お申し込み:
ミューザ川崎シンフォニーホール
TEL 044-520-0200(10:00〜18:00)
http://muza.pia.jp/
チケットぴあ https://t.pia.jp/
※詳しくはこちら
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/ticket/ticket_zasekiken.php

主催:川崎市、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)
後援:川崎市教育委員会/公益社団法人 日本オーケストラ連盟/J-WAVE/OTTAVA
映像・音響制作:YouClassics
配信協力:株式会社ぶらあぼホールディングス/エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社

特設サイト:https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/