1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。
「出身地はヴォーカル有馬、ギター荏原、ドラム山本が千葉県出身。ベース竹内が群馬県出身です。
大学時代、有馬が宅録で制作していた曲をライブで演奏するため高校、大学の同級生である荏原と有馬の地元の友人である山本を誘い音楽活動をスタートしました。何回かのメンバーチェンジを経てライブ会場で友人となった竹内が加入し今の編成になりました」
2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?
「影響を受けたアーティストは挙げればキリがないですが、今作において特に影響を受けたと思うアーティストをご紹介致します」
Travis
「いつどんな時も心に染み入る美しく優しい音像、切ないメロディーどちらも影響を受けています。
またTravisが掲げている〈バンドよりも作品の方が大切。残ってゆくのはバンドではなくて楽曲だけでいい〉という台詞に感銘を受け、今作では僕自身もこの台詞を特に意識して長くリスナーの皆様の心に残り、時代に左右されない"良い曲"になるように目指しました」
“Driftwood”
“Turn”
Pinegrove
「米ニュージャージー発のバンドです。
フォークやカントリーの影響下にある暖かい音像にのるヴォーカルEvan Stephens Hallのエモーショナルな歌が特徴です。ヴォーカルの歌い方やフォーキーなサウンドなどかなり参考にしました」
“Phase”
“Endless”
“Amperland, NY”
シャムキャッツ
「今回アルバムをプロデュースしていただいた菅原慎一さんが所属していた、心の底から尊敬している4人組バンドです。苦しい時何度も助けられました。
バンドのロマン、可能性をずっと信じ続けられるのは確実にシャムキャッツの皆さんの影響で、今作にもそのエッセンスは散りばめられたと思っています」
“GIRL AT THE BUS STOP”
“おくまんこうねん”
“Four O’clock Flower”
3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?
“Clover”
「今回アルバムとして〈花言葉を通して自分を暴く〉というコンセプトで曲を作ったのですが、その中でこの曲は〈Clover〉の花言葉〈私だけをみて〉をテーマに製作しました。
あなたに名前をつけてもらたい、存在を認めてもらいたいといった自分の願望とそれが決して叶わなくても花の名前をあなたにあげたい、幸運を祈っているといった切ない相手への想いを込めました。
願いが届かない時に感じる痛みの中にある少しの美しさを表現したく思い、音楽的な面で申しますとアルペジオを多用したキラキラした音像を目指しました。
アルバム1曲目ということもあり、THE TREESがどういったバンドか、今回のアルバムがどういった作品なのかが色濃くでている曲だと思いますので、是非チェックをお願い致します」
4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?
Laura day romance
「東京を中心に活動中の男女ツイン・ヴォーカル・ギターポップ・バンドです。エヴァーグリーンなギターや切ない歌メロ等、シンパシーを感じています。
日々の生活の中にある見落としてしまいそうな一瞬の美しさや、過ぎ去ってしまった時間を大切に生きていくこと、そういった想いを思い出させてくれる曲達に感銘を受けています。
余談ですが、ローラの男性ヴォーカル川島君とは食の趣味も合うのでよく2人でご飯屋さん巡りもしています」
“fever”
“sad number”
“ランドリー”
5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?
Apple『An Apple a Day』
「The Beatlesの中期が好きなのですが、似たようなバンドを探していた所最近見つけたバンドです。
1969年に発表されたイギリス出身バンドの唯一のアルバム作品のようです。
カラフルでサイケデリックな曲が多く楽しめる作品でした。自由な発想で音楽を奏でる楽しさを改めて学べました」
Japanese Breakfast “Be Sweet”
「Japanese Breakfastの2021年発表の新曲です。Wild Nothingのジャックとの共作とのこと。
今までの彼女の作品よりもよりキラキラでポップになった歌メロ、シンセサウンドが最高です。
6月に発表のアルバムも楽しみです」
6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。
「前述しましたが、元シャムキャッツの菅原さんをプロデューサーとして迎え今回バンド初となる1stアルバムをリリースします。リスナーの皆様の生活を彩る花束のような作品になったと思いますので、是非アルバム全体で聴いていただけたらと思います。
また海外のアーティストさんとの共演やフジロックへの出演等まだまだ目標も多くありますのでより勢力的に長く活動していきたいと思っています。
今後も良い作品を残せるように4人でバンドを続けていきます」
以上、THE TREESの有馬嵩将の回答でした。
なお、TOWER DOORSとMikikiは、『Reading Flowers』についてメンバー4人とプロデューサーの菅原慎一にインタビューを行いました。TOWER DOORSでは動画で、Mikikiではテキストでお届けするので、ぜひ楽しみにしていてください。
RELEASE INFORMATION

リリース日:2021年6月23日(水)
品番:PCD-83037
価格:2,530円(税込)
TRACKLIST
1. Clover
2. Edelweiß
3. Primula
4. Iberis
5. Marron
6. Lilac
7. Zinnia
8. Mimosa
9. Chloranthus
10. Coleus
LIVE INFORMATION
Mitsudomoe
2021年6月19日(土)東京・下北沢 BASEMENTBAR
開場/開演:16:30/17:00
出演:THE TREES/シャンモニカ/まん腹
前売り/当日:2,000円/2,500円(いずれもドリンク代別)https://toos.co.jp/basementbar/ev/mitsudomoe/
PUNCH!
2021年6月29日(火)東京・下北沢 THREE
開場/開演:18:30/19:00
出演:THE TREES/HELLO’S/Pablo Haiku
前売り/当日:2,000円 ※高校生以下無料
ご予約:b_t_tree@yahoo.co.jp