本名義では5年ぶりとなる4枚目のアルバムは、中国やブータンを旅しながら時間をかけて丁寧に編み込んだ壮大な作品に。メロディアスな曲が多く、どれも一筋縄ではいかない重層的な作り。オリエンタルな旋律や音飾を混ぜ込みながら、曲ごとにいろいろな歌唱法を試して表現を膨らませている。みずからの声を熟知し、その可能性をさらに求めたという印象だ。2012年に話題を集めたデッドマウスとのコラボ曲も収録。