現代ジャズの評論運動として記憶にも新しいガイドブック「Jazz The New Chapter」に早くも続編が登場! フライング・ロータスやポストロックへの鋭い視点、さらにはECM代表マンフレート・アイヒャーへの接近など、ここで扱う音楽の幅は一気に拡大。前作があくまでも基礎作りであったことがよく分かります。本著が暴きだしたことは〈ジャズ〉の境界線の脆弱さとその自由度の高さであり、納得するか反撥するかはあなたの音楽観次第と言えるはずです。即ちこれは挑戦状であり、踏み絵であります――あなたはどこに境界線を引くのでしょうか、あるいは引きたいのでしょうか。