音楽面でも10年以上のキャリアを誇る、サブリナの歩みを改めて紹介!
もともとディズニー・チャンネル出身のマイリー・サイラスに憧れ、2009年に〈The Next Miley Cyrus Project〉なるコンテストで入賞して脚光を浴びたサブリナ。2011年に12歳で初めてドラマ出演し、ディズニー・チャンネルで2014〜17年放送の「ガール・ミーツ・ワールド」にてティーンの人気者となり、並行してディズニー傘下のレーベルから2014年にデビューを果たしている。自作を重ねていく過程で当初の清純なアコースティック・ポップからEDM、エレポップ方面へと音楽性を広げ、ヴァンプスの“Hands”(2017年)やジョナス・ブルーとの“Alien”(2018年)、アラン・ウォーカーの“On My Way”(2019年)といったダンス・トラックへの客演も繰り広げてきた。近年のコラボはそこまで頻繁ではないが、“Espresso”大爆発に先駆けてガール・イン・レッド“You Need Me Now?”に客演していたのも忘れ難い。
左から、ヴァンプスの2017年作『Night & Day (Night Edition)』(Virgin)、ジョナス・ブルーの2018年作の豪華盤『Blue (Deluxe Edition)』(ユニバーサル)、アラン・ウォーカーの2021年作『World Of Walker』(MER/ソニー)、ガール・イン・レッドの2024年作『I’m Doing It Again Baby!』(Columbia)
前年のデビュー曲“Can’t Blame A Girl For Trying”を筆頭に、フォークやカントリーのアコースティック調を主体に青春モードのティーン・ポップが並ぶ初作。初期のテイラー・スウィフトらを参照してジョン・レヴィーンやメーガン・トレイナーら職人が端正に仕上げている。
抜群の歌唱力を押し出してダンサブルな楽曲が増えたセカンド・アルバム。イド・ズミシュラニーによるトロピカル・ハウスの“On Purpose”をはじめ、スティーヴ・マック製のエレポップ“Thumbs”(マニー・ロングの作)など奔放な音で歌い手としての可能性を模索した意欲作だ。
アーティストとしての転機になった連作の第1弾で、エンパワーメントや自己肯定をテーマにしてサブリナ自身が全曲のコライトに関わった3作目。セクシーなスロウ“Hold Tight”や劇的な“Sue Me”など、前年にオープニング・アクトを務めたアリアナの影響も見え隠れする。
内面の不安定さを表現したというジャケの通り、さらに振り切れた連作の第2弾。オークによる“Pushing 20”やスウィーティーを招いたスターゲイト製の“I Can’t Stop Me”などトラップ作法のR&B路線が全体のトーンを決定づける。リリース後には〈サマソニ〉出演も実現した。
進化を求めたレーベル移籍が功を奏して傑作となった通算5作目。ジュリアン・ブネッタとジョン・ライアンを中心にした音作りはマイルドで軽やかな方向に揺り戻し、代表曲となった“Nonsense”のほか、ジュリア・マイケルズやJPサックスらとの共作も完成度を素直に高めている。
このたびフィジカル化されたクリスマスEP。自身のヒットをリメイクした“A Nonsense Christmas”を筆頭に、ジュリアン・ブネッタやジョン・ライアンと共作したオリジナルを中心に親しみやすい80sサウンドで迫る。独自解釈で披露するスタンダード“White Xmas”もキュート。 *出嶌孝次





