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1番手フ●ック!

小野「古閑さんは出会ってから1年間、全部のライブに来てくれたんですよ」

古閑「暇だったんだね(笑)」

西村「そりゃあ、そこでやろうって気持ちになるよね」

小野「いろんな方々とも話してはいたんですけど、1年ぐらい経って、1年間全部のライブに来たのは古閑さんだけで。メンバーとも話して、満場一致で古閑さんのところでお世話になろうと」

古閑「嬉しい話をしてくれますね、本当に」

小野「あとから〈あの時、本当によくあんなに来てくれましたよね〉って聞いたら、〈ヒマだったんで〉って言われた(笑)」

西村「いや、それはきっと古閑さんなりの愛というか(笑)。ヒマじゃないよ、古閑さんは。そこで観に行ったから、やっぱり気に入ったんだろうし。あの当時、そういう若いバンドをやりたいレーベルとかはいっぱいあったしね」

古閑「だって、KEYTALKはソニーに行くと思ってたもん」

小野「ソニーからの話もあって、オフィスに行くじゃないですか。もう、やっぱいろいろすごいじゃないですか。ソニーの割と上の方々と話した時に〈今はどんな人から話が来てるの?〉って会話の流れがあって、何人か名前を挙げたんですよ。で、〈古閑さん〉って言ったら、みんなが〈あっ、古閑さんか〜〉って言ってて、〈ソニーの偉い人も古閑さんを知ってるんだ! 古閑さんやべぇ!〉ってなったんすよ、逆に(笑)」

古閑「だって、俺がいつもソニー系をかき回してたからね。ソニー系とUKプロジェクトからアーティストをぶん取るっていうね」

西村「言い方(笑)」

古閑「だって、その当時はUKプロジェクトが嫌いだったから」

小野「今は仲良いですよね?」

古閑「今は仲良い」

西村「あの頃は、本当に5分に1回は〈フ●ックUKプロジェクト!〉って言いながら酒を飲んでた気がする(笑)」

小野「UKプロジェクトが嫌いなのはどうしてなんですか?」

古閑「VENUS PETERの時に切られたから」

小野「おお、そういう流れが」

古閑「当然、その時の社長は現社長の遠藤(幸一)さんではなく藤井淳さんという方で、今となっては僕の恩師だと思ってますけど。やっぱり逆恨みも含め当時はUKプロジェクトに反抗する形でレーベルを立ち上げたんで。

僕、負のパワーを原動力に生きる男なので。負のパワーがないとね、やってられないんですよ。あと僕、自分のルックスが悪いと思ってるんですけど、だからそれを負のパワーとして、じゃあ俺はその分バンドやレーベルを頑張ろうと思ってやってる」

小野「コンプレックスがあるっていうのが原動力になるんですね」

古閑「そうそう、その通り」

小野「いいですね。このKOGA RECORDSの30年は、コンプレックスを原動力にして駆け抜けてきたってことですね」

古閑「あったりまえじゃん! だいたいうちってさ、2番手、3番手なの。1番手には絶対になれない。それはそれで好きなんだけど、やはりその1番手を目指す、もしくは1番手フ●ック!」

西村「フ●ック(笑)」

古閑「っていう流れで、32年目ですね。とはいえ、最近は1番手の方に乗っかろうって思って。もう、UKプロジェクトさん、ヒップランドさん、いろいろね。最近は終活じゃないですけど、自分が分かってきて。1番手になれないんで、1番手の方に乗っかればもういけるな〜と思って」

小野「ずっと1番手になりたかったってのもあるんですよね?」

古閑「なりたかったのかなぁ? 1番手って、最終的には落ちるってイメージもあって」

西村「流行りがあったら廃りがある、みたいなこともありますからね」

古閑「例えばサバシスターなんかは、うちでやりたかったけど叶わずで、1番手の方が持ってっちゃったわけじゃない。それはしょうがないっていう話なんだけど、インディーズの時はうちで一緒にやってくれたわけだから、それはうれしかった。でも最終的には、やっぱり1番手が持っていくっていうのは否めない。それはそれでいい。1番手じゃないもん、俺、ソニーじゃないし。ソニーとKOGA、どっちを選ぶって言ったらソニーを選ぶに決まってるじゃん。君らは違ったけどね(笑)」

西村「ソニーの人は全部ライブに来てくれなかったでしょ? 気に入ってくれてたとしても」

小野「もちろん。けど当時、もしもっと大人になってたら、ソニーを選んでたかもしれない(笑)。25歳とかになってたら。わかんないですけど! 何もわからない19、20歳ぐらいの時って、やっぱりライブに何回も来てくれてて、何回も会ってるっていうことに勝るものはないと思うので」

古閑「でも、それも含めていいバンド生活をしてると思うよ」

西村「そうだね。10代で500円のコーヒー代を出してもらってみんなで喜んでた時代から、酒が飲めるようになって、酒を酌み交わし……」

小野「今はお酒も控えたりしてますからね」

西村「今は全然飲まなくなったわけじゃない?」

小野「たまに飲んだりもしますけど、結婚したのも結構大きくて。妻が自分の体によく気を遣ってくれるので」

古閑「いいな〜」

<ここでAlaska Jam・森心言が所用で登場>

古閑「なんか一言喋って」

森心言「どうも! Alaska Jamの心言です! 31周年おめでとうございます」

古閑「ありがとうございます。またね!」