叩き上げのオペラ指揮者パッパーノサンタ・チェチーリア国立アカデミー管による底抜けに明るい音色、エネルギーがみなぎるロッシーニ。遂に名盤アバドのロッシーニ序曲集を超える演奏が登場した! パッパーノは心地よい流れを保ちながら、粒立ちのよい音を生み出す。自然体で力まないのが好ましい。このオーケストラはクラリネットのカルボナーレ、ホルンのアレグリーニなど名手が活躍しているだけに、随所に管楽器のハッとするような美音がちりばめられている。《セヴィリヤの理髪師》を聴くと、オーボエ、ホルンのソロには舌を巻くに違いない。《アンダンテと主題と変奏》も管楽セクションが大活躍!

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