ラヒーム・デヴォーン、お馴染みスロウ・ジャム系にディスコ調曲など開放的な躍動感加えたキャリア屈指の名作

2015.04.03

1年半ぶりに放つオリジナル5作目。マーヴィン・ゲイ風のファルセットや多重コーラスを絡めた甘美なスロウ・ジャムが続出する点は従来通りながら、トロンボーン・ショーティを招いてジョデシィ曲のフレーズも織り込んだディスコ調ナンバーを含む今作は、密室的だった前作よりも開放的で躍動感がある。名曲“Woman”の続編とも言えるチャッキー・トンプソン制作の“Queen”はクラシック確定だし、フィリーの管弦を使ってレニー・ウィリアムズを気取ったような“When You Love Somebody”やBJ・ザ・シカゴ・キッドとの“Baby Come Back”といったブルージーなソウルなど、曲ごとの存在感が際立つ。盟友ドレー・キングが手掛けた後半部の『I Want You』なムードにも酔わされる、キャリア屈指の名作だ。

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