かつてMax RichterやHauschkaをリリースし、現在のポスト・クラシカルシーンの祖を築いたといえるFatCat傘下の重要レーベル130701が2016年に15周年を迎え再始動する。その内の1つである本作はフランス出身の女性作曲家/ピアニストのデビュー作。ピアノ、弦楽四重奏、エレクトロニクスを融合させ、女性らしい繊細さと感覚的な大胆なエディットも聴かせる音響的な視点でのコンポジションにも注目したい作品だ。130701からはモスクワの新鋭Dmitry Evgrafovのリリースも決まっている。他にもいくつか予定しているリリースがある様で、今後のレーベルの動向にも注視したい。
仏の作曲家/ピアニスト、エミリー・レヴィネイズ・ファルーシュの初作は音響的な視点でのコンポジションにも注目のポスト・クラシカル盤
130701