Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、2016年3月のアクセス・ランキングを発表します!
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1JAPAN
ももいろクローバーZ 『AMARANTHUS』『白金の夜明け』 堂本剛ら参加、〈生と死〉〈ファンタジー〉テーマにした対となる連作
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2JAPAN
岡村靖幸 『幸福』 従来のサウンドをよりポップに磨き上げ、健やかな印象のリリックが新モード感じさせる11年ぶりの新作
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3JAPAN
人間椅子 『怪談 -そして死とエロス-』 ヘヴィーさ極めてポップ性も増幅した新作、時代超越したメタル愛炸裂のアレンジも◎
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4JAZZ
高木里代子 『THE DEBUT!』 セクシーなジャズ・ピアニストの初ソロ作はラテン・ハウスなどにも取り組んだ踊れる一枚
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5DANCE / ELECTRONICA
DJキャタピラ 『Trotro』 ジュークやシャンガーン・エレクトロ耳にも対応、2009年のガーナ産ハイブリッド・ハウス盤が発掘
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6JAPAN
SCANDAL 『YELLOW』 初めて全詞曲メンバーが手掛けた、60sモータウン調など歌と演奏じっくり堪能できる新作
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7JAPAN
さかいゆう 『4YU』 OvallやAvec Avecら参加、自身の持ち味さらに磨き上げたダンサブルな聴き心地が肝の快作
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8JAPAN
蓮沼執太 『メロディーズ』 千住宗臣やゴンドウトモヒコらの優雅なアンサンブル&ポピュラリティー備えた軽やかな歌躍る新作
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9R&B / HIP HOP
エスカ 『Eska』 ハーバートらがプロデュース、アフリカの民族性受け継ぐSSWの〈ジャンルを超越した霊歌〉的な歌声が◎な初作
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10JAZZ
ゴーゴー・ペンギン 『Man Made Object』 ハウスからダウンテンポまでをネイティヴ感覚でアウトプットしたブルー・ノート移籍作
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11POP / ROCK
ドーター 『Not To Disappear』 シガー・ロス直系の幻想的なアンサンブルがさらに深化したスケール感ある2作目
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12DANCE / ELECTRONICA
サージオン 『From Farthest Known Objects』 テクノ的なカッコ良さキープしながらノイズの領域へ足踏み入れた新作
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13JAPAN
BUMP OF CHICKEN 『Butterflies』 壮大なサウンドスケープ描く楽曲に加えブルースやカントリー要素も感じさせる8作目
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14OTHER
高橋健太郎 「ヘッドフォン・ガール」 音楽評論家が紡ぐ、音楽描写も生々しいミステリアスなミュージック×タイムトラベル小説
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15JAPAN
m1dy 『Never Mind the m1dicks』 ビッグルーム・ハウス風ナンバーなど近年のキラー曲並ぶ暴走野郎の5作目
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16JAPAN
KAN 『6×9=53』 桜井和寿やTRICERATOPSら参加、ひねくれた視点と思い付き具現化するポップ職人ぶり発揮した快作
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17JAPAN
amazarashi 『世界収束二一一六』 鍵盤中心のイマジナティヴな音作りで徹底して絶望した世界描いたスケールの大きい傑作
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18POP / ROCK
エリオット・サムナー 『Information』 高音域のシャガレ声がますますパパ似! 不機嫌な表情も◎なスティング実娘の初ソロ作
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19JAPAN
藤原さくら 『good morning』 OvallやCurly Giraffeら参加、ブルース/カントリー吸収したアンサンブル貫く初フル作
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20JAPAN
藤島晃一 『立ち止まれば』 ピーター・バラカンも惚れた高知のブルースマン、独特の野太く枯れた歌い口が中毒性高い新作
2016年3月の月間ランキングは、1位に輝いたももいろクローバーZを筆頭に、岡村靖幸、人間椅子、蓮沼執太ら日本のミュージシャンが上位を独占。そんななか、なんともファニーなスマイル・ジャケットで異色の存在感を放っている5位のDJキャタピラ『Trotro』に注目です! 2009年のガーナ産エレクトロで、ひたすらに陽気でプリミティヴなサウンドには身体が勝手に動いちゃいます。詳細はレヴュー記事にて!
そして、(同じく?)エクストリームなダンス・ミュージックとして一聴してみてほしいのが、15位のm1dy『Never Mind the m1dicks』。90年代から活動するトラックメイカーの5作目で、この3年間に彼がリリースした楽曲群から厳選し、すべて音質をアップデートさせて収録しているそう。〈あまりの速度に途中からハーシュ・ノイズ化したりと、BPM400超え上等の過激な世界〉とありますが、確かに物凄い疾走感……。
また、20位にランクインした藤島晃一の新作『立ち止まれば』もオススメです。〈ピーター・バラカンも惚れた高知のブルースマン〉との惹句から気になりますが、時間さえあればアメリカ南部の路地を故郷のように練り歩く……という彼の音楽は、アクもコクもある本格派ブルース。ハードな仕事のあと、強い酒でチビチビやりたい――そんなときのBGMに最高の一枚ではないでしょうか?