2016年は日本を代表する作曲家武満徹没後20年。ギターをこよなく愛した武満徹のオリジナル作品とポピュラー・ソングのクラシック・ギター用編曲集である「ギターのための12の歌」の楽曲、《イエスタデイ》、《オーバー・ザ・レインボー》などを散りばめたギター作品集。前作の『ディアンス作品集』がレコード芸術特選盤に選ばれた人気ギタリスト松尾俊介による注目作。アレンジものでは印象的なメロディをそのままに情感豊かに繊細なテクニックで歌いあげています。オリジナル作品では、研ぎ澄まされた音楽、音のない静寂な“間”も見事な余韻となり、じんわりと聴かせる。