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LFJ 2017 Recommended Books & Discs
text:上村友美絵(タワーレコード本社)

林田直樹 『ルネ・マルタン プロデュースの極意 ビジネス・芸術・人生を豊かにする50の哲学』 アルテスパブリッシング(2017)

ラ・フォル・ジュルネ音楽祭のプロデューサー、ルネ・マルタン。1995年にスタートした画期的な音楽祭をどのように成功へと導いたのか。彼の考え方を知ることで、人生がさらに豊かになる〈成功の法則〉が詰まっています。

 

クレール・パオラッチ, 西久美子 『ダンスと音楽 躍動のヨーロッパ音楽文化誌』 アルテスパブリッシング(2017)

戦い、結婚、葬送など、常に人間のいとなみとともにあったダンス。古代ギリシャから現代まで、ダンスがいかに音楽に本質的な影響をあたえ、社会や文化の歴史とともに発展してきたかをたどる知の一大パノラマ。〈ラ・フォル・ジュルネ2017〉日仏共通オフィシャル・ブック。

 

SIR COLIN DAVIS,ROYAL CONCERTGEBOUW ORCHESTRA 『ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」、「火の鳥」、他』 TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus(2013)

ストラヴィンスキーの“春の祭典”と“火の鳥”収録の歴史的名盤。バレエ“火の鳥”を作曲中に見た幻影を基に作られた不協和音と変拍子が大胆に盛り込まれた“春の祭典”。初演当時革新的な作品に賛否両論を巻き起こした名曲。

 

EUGENE ORMANDY, PHILADELPHIA ORCHESTRA 『チャイコフスキー:三大バレエ名場面集』 Sony Classical(2015)

バレエ音楽“白鳥の湖”“くるみ割り人形”“眠りの森の美女”の名場面を全盛期のフィラ管ならではの緻密かつ芳醇なサウンドで、美しいメロディやゴージャスな和声など、曲の魅力がこれ以上ないほど表現されています。

 

OTMAR SUITNER, STAATSKAPELLE BERLIN 『ブラームス:ハンガリー舞曲集』 Columbia(2010)

ブラームスがハンガリー・ジプシーの舞曲“チャルダッシュ”などを基に作曲した傑作舞曲集。ジプシー音楽特有の奔放なリズムを生き生きと指揮した躍動感溢れるスウィトナーの名盤中の名盤。

 

NELSON GOERNER 『ショパン:ポロネーズ第5番、24の前奏曲』 ALPHA(2015)

LFJ初登場となるアルゼンチンのピアニスト、ネルソン・ゲルナー。公演曲であるショパンの“ポロネーズ第5番”が収録されたショパン・アルバム。アルゲリッチも絶賛する感受性豊かな演奏を聴かせてくれます。

 

LFJ 2016 Recommended Discs
text:上村友美絵(タワーレコード本社)

GUSTAVO DUDAMEL, SIMON BOLIVAR SYMPHONY ORCHESTRA OF VENEZUELA 『フィエスタ!』 Deutsche Grammophon/ユニバーサル(2011)

メキシコの作曲家アルトゥーロ・マルケス。メキシコの第二の国家とも称される“ダンソン第2番”が当音楽祭で演奏されます。南米特有の哀愁漂う美しい旋律とラテン・テイストたっぷりなリズムが魅力的な作品。

 

ANNE QUEFFELEC 『ダンスに加わって』 Mirare(2017)

LFJの看板ピアニストとして大人気のアンヌ・ケフェレック。今回の公演で演奏される曲が盛りだくさん! フランスの作曲家によるピアノ曲から、ワルツやメヌエットなど〈ダンス〉というテーマに収録されたアルバム。

 

DANIEL REUSS, LAUSANNE VOCAL ENSEMBLE, ORCHESTRE DE LA SUISSE ROMANDE 『オネゲル:ダヴィデ王 (オリジナル版)』 Mirare(2017)

LFJで演奏されるオネゲルの傑作“ダヴィデ王”。旧約聖書の登場する英雄ダヴィデ王の生涯を描き、小編成のオリジナル版による演奏と、ローザンヌ声楽アンサンブルの透明感ある美しい響きが新鮮さを生み出しています。