タワーレコード限定、〈ECM SA-CD HYBRID SELECTION〉第二弾が登場!
1969年に創設以来、〈The Most Beautiful Sound Next To Silence(沈黙の次に美しい音)〉として多くのファンに支持されているドイツのレーベル、ECM。その傑作をタワーレコードが世界で初めてSA-CDハイブリッド化するシリーズ『Tower Records presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION』が3月にスタートし、6月7日には第2弾がリリース。
音楽ファンの間ではよく知られている通り、レーベル創設者であるマンフレート・アイヒャーの音へのこだわりは半端ではなく、ECMはCDが誕生した際にのみ新たにマスターを制作したが、以降さまざまなフォーマットのディスクが誕生しても新たにマスターを制作したことはなかった。それが本シリーズで、実現困難と言われたオリジナル・アナログ・マスターからDSDへのフラット・トランスファーをECM自らが行い、その2017年最新DSDマスターを使用した世界初のECM SA-CDハイブリッド盤がタワー企画の限定盤として誕生する運びとなった。
このマスタリング作業を担当しているのはキース・ジャレット/チャーリー・ヘイデンの人気デュオ作『ラスト・ダンス』等を手掛けたエンジニア、クリストフ・スティッケル。第1弾はキース・ジャレット『ザ・ケルン・コンサート』、チック・コリア『リターン・トゥ・フォーエヴァー』、パット・メセニー『ブライト・サイズ・ライフ』の3タイトルで、ECMの名作が初めてSA-CD化された、ということだけでも画期的な出来事なのに、より鮮烈で解像度の高い音が各方面で話題を呼び、本シリーズの認知度を一気にあげた。
続く第2弾の3タイトルは第1弾の3アーティストを掘り下げる意味も含んだラインナップになっているのが特徴で、キース・ジャレット・トリオ『スタンダーズ Vol.1』、チック・コリア&ゲイリー・バートン『クリスタル・サイレンス』、パット・メセニー・グループ『想い出のサン・ロレンツォ』。第1弾との比較でみると、キース・ジャレットはソロだったのに対し、ピアノ・トリオであり、一世を風靡した“スタンダーズ・トリオ”の記念すべき第1作。チック・コリアはクロスオーヴァー・サウンドだったのに対し、アコースティックなピアノ&ヴィブラフォンのデュオ作。パット・メセニーはギター・トリオだったのに対し、シンセを導入した〈パット・メセニー・グループ〉のサウンドで、同グループのデビュー作。
今回の3作のオリジナル録音は、ECMの名エンジニアとして名高いヤン・エリック・コングスハウクが手掛けており、ECMサウンドの極みともいえる作品群ゆえ、SA-CD化によりその透明感に満ちたサウンドが〈新たな音世界〉として現代に蘇る。
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今後の発売予定
■9月
キース・ジャレット『スタンダード・トリオVol.2』
チック・コリア『A.R.C.』
パット・メセニー『オフランプ』
■12月
ゲイリー・ピーコック『テイルズ・オブ・アナザー』
リッチ―・バイラーク『ナーディス』
他未定
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