2019年、50周年を迎えたドイツのレーベルECM。第1回発売のマル・ウォルドロンに始まり、キース・ジャレット、チック・コリア、パット・メセニーの70年代の代表作を数々生み出し、以降研ぎ澄まされたサウンドによる個性と美学が光る数々のアルバム・リリースを続けてきた。その作品群の全貌がわかる『ECM catalog』は2010年に出版され、今回の増補改訂版はそれより261ページも多い940ページとなり、2019年1月までにリリースされた全タイトルを網羅し、カラーのジャケ写ページと、モノクロの、曲目、参加メンバー入りアルバム解説ページで構成された豪華版。