昨年4月よりスタートした、タワーレコードによるハイクオリティ・キュレーション・メディア〈TOWER DOORS(タワードアーズ)〉。

TOWER DOORSブログ〉や週刊連載〈Mikikiの歌謡日〉など、TOWER DOORSスタッフが寄稿している記事もあるので、Mikikiをご覧の皆さんならすでにご存知の方も多いかもしれません。しかしいま一度〈TOWER DOORS〉とはどんなメディアなのか皆さんに知っていただくために、大のミュージック・フリークで自らDJも行うモデルの矢部ユウナさんに、スタッフがその魅力をお伝えしつつ、矢部さんからは疑問に思ったことをどんどん訊いていただこうと思います。

これさえ読めば、きっとあなたも〈TOWER DOORS〉を使ってみたくなるハズです!

TOWER DOORSでは、今回メディア紹介動画を制作しましたのでそちらも参考にしながらぜひ読み進めてみてください!

 


TOWER DOORSのYouTubeについて教えて!

矢部「はじめまして、矢部ユウナと申します。今日はTOWER DOORSっていう、タワーレコードの新しいメディアについて教えていただけるということで、ありがとうございます。でも何もわかっていないので基本的なことから教えていただきたいのですけど……まずTOWER DOORSって何ですか?」

TOWER DOORSスタッフ「簡単に言うと音楽メディアで、そのなかでも音楽をキュレーションするメディアです」

矢部「キュレーションっていう言葉がまずわからないです(笑)。キュレーションって何ですか?」

スタッフ「キュレーションとは、もともとは〈情報をセレクトし整理する〉という意味ですが、ここでは〈音楽をセレクトしてそれをリスナーの方々に届けること〉という意味で使っています。TOWER DOORSがセレクトしているのは、たくさんある音楽のなかでも、特に新人アーティストの楽曲が中心で、それをYouTubeとかSpotifyで紹介しているんです」

矢部「なるほど。プロが選んだ新人アーティストがいつでも知れる音楽メディアっていうことですね。まずはそのYouTubeについてから聞きたいんですけど、YouTubeの更新頻度ってどのくらいなんですか?」

スタッフ「週に3~4回、楽曲に静止画を付けて、動画で紹介しています

楽曲+静止画を使用した動画を毎週3~4回アップしている
 

矢部「え、めっちゃ多いですね!」

スタッフ「多いですか?」

矢部「多いと思います! 自分もYouTubeチャンネルをやっていて、今後、自分のおすすめアーティストを紹介するっていう動画を週1回くらい上げていこうかなって思ってたんですけど、3~4回ってなるとけっこう大変そうですよね。そう思うとすごいです」

スタッフ「週に何曲も紹介できるのは、実はTOWER DOORSがアーティスト側から、メールで楽曲の紹介依頼(サブミット)を受け付けているから、っていうのもあるかもしれません。もちろんスタッフから直接アーティスト・サイドにお願いする場合もあります」

※サブミットについてはコチラの記事を参照

矢部「なるほど。メールで依頼かあ。それでたくさんの音楽が紹介できるんですね」

スタッフ「なので、月に約20曲くらい紹介している計算ですね。その中からさらに、お気に入りの楽曲を見付けてほしいと思っています」

矢部「曲がYouTubeにアップされたらSNSで発信とかもしてるんですか?」

スタッフ「はい。TwitterInstagramがあって、それぞれの特徴に合わせて発信しています。Twitterは更新頻度が高くて、広く多く情報を流しています。それに対してInstagramは、〈これまでどんな曲を紹介したのかな?〉って知りたい時に、ライブラリー感覚で見ていただけるように、曲単位で投稿しています」

矢部「え、これってインスタでサビだけ試聴したりできるんですか?」

スタッフ「そうなんです! 30秒間だけ試聴できます」

矢部「めちゃくちゃ便利ですね! じゃあ好みによってTwitterかインスタをフォローすればいいですね」

スタッフ「ありがとうございます(笑)。もうひとつ大事なのが、その週にYouTubeで紹介したアーティストのなかでも、特にオススメのアーティストにはメール・インタビューもしていて、その模様はMikikiの記事になっています。そのアーティストについて深く知りたい方は、ぜひこちらも読んでいただきたいです」

矢部「なんか楽しそうな仕事ですね(笑)」

スタッフ「そうなんです(笑)。YouTubeのいいところはたくさんあって、まずお手軽です」

矢部「たしかにYouTubeなら何かに登録する必要もないし、便利かも!」

スタッフ「ラジオみたいにずっと聴けるところもいいところです。TOWER DOORSのYouTubeチャンネルは広告が入らないんですよ」

矢部「すごい! それなら何かやりながらずっと流しててもいいし!」

スタッフ「あとは動画の詳細欄に、バイオグラフィーとかSNS情報が載ってたり、そこからストリーミング・サーヴィスに飛べたり、TOWER RECORDS ONLINEに飛べたりできるんです」

矢部「全部繋がってる! もうこれだけでめっちゃいいメディアだと思います」

 

YouTubeチャンネルについて教えて!

スタッフ「もうひとつ、YouTubeの大きな特徴が、チャンネルがいくつかあるというところです」

矢部「へ~、どんなチャンネルがあるんですか?」

スタッフ「まず、入口となる〈TOWER DOORS(総合チャンネル)〉と、〈Indie Alternative DOOR〉、〈Pop Electro DOOR〉、〈R&B Jazz DOOR〉、〈Hip-Hop DOOR〉というジャンル別の4つのチャンネルがあります。簡単に言えば、タワレコの渋谷店みたいなものだと思ってください」

矢部「どういうことですか?」

スタッフ「1階は全ジャンルの新作を取り扱っていて、2階以上はジャンルごとに売り場が分かれていますよね。あんな感じです」

矢部「なるほど~。私だったら真っ先にHip-Hop売り場に行きますね(笑)」

スタッフ「それであれば、TOWER DOORSの〈Hip-Hopチャンネル〉を見に来てください。簡単に説明すると、総合チャンネルは全ジャンルを取り扱っていて、ランキングで人気の曲がわかったり、雰囲気とかシーンに合ったさまざまなプレイリストがあったりします」

矢部「ランキング気になります!」

スタッフ「それ以外のジャンルは、インディー・ロック中心の〈Indie Alternative〉、ポップス、電子系の曲を集めた〈Pop Electro〉、ブラックミュージック・テイストだったりジャズ系だったりの〈R&B Jazz〉、先ほど説明した〈Hip-Hop〉があります」

矢部「へえ~普段あんまり聴かないジャンルも多そうですね。あ、でも〈R&B Jazz〉にある、YOHLUとかぷにぷに電機とかは好きですよ!」

スタッフ「お二方ともカッコいいですよね。こんな感じで全部で5つのチャンネルがあります」

矢部「なんでその5チャンネルなんですか?」

スタッフ「理由はいくつかあって、まず大事にしたのは〈音楽の探しやすさ〉です。最近はジャンルレスなアーティストが増えてきたので、どんなテイストかわかりやすいように〈ジャンル〉で分けることにしました。この4つの小ジャンルであれば、いまの世界の音楽を大きく分けられるんじゃないかと思いまして。好みのジャンルとかわからない方は、総合チャンネルにすべてのジャンルチャンネルでアップロードした楽曲をまとめている〈Latest Uploads〉という再生リストや、人気な楽曲がわかる〈Popular Uploads〉という再生リストもありますし」

とにかくアップロードした曲を全曲聴きたい人は〈Latest Uploads〉へ
 

再生回数の多い曲を知りたければ〈Popular Uploads〉へ
 

矢部「そう~、意外とジャンルってわからないんですよね。でもこれなら探せそうです」

スタッフ「チャンネルを登録しておけば、更新された時に通知が行くので、好きなジャンルだけでも登録してみてください」

矢部「あ、最近名前をよく聞くSUKISHAさんだ!」

スタッフ「……ちなみにこの曲は、SUKISHAさんの未公開音源で、ここでしか聴けません。そういうものだったり、ストリーミングにないアーティストもあったりするんです」

矢部「ええー、すごい!」

スタッフ「あとは、総合チャンネルに再生リストをたくさん用意しているので、それで再生するのもおすすめです。例えば〈未知との遭遇〉とか〈バンドサウンド〉とか。〈FROM Fukuoka〉みたいに地域のリストもあるんです」

矢部「うわー! 地域のシーンはめちゃくちゃ知りたいです! 私だったら、〈チルアウト〉とか、〈モーニング・プレイリスト〉とかあったらうれしいですね」

スタッフ「めっちゃいいですね。これは前向きに検討します!」

 

Spotifyについて教えて!

矢部「YouTubeとは別に、Spotifyでも何かやってるんですか?」

スタッフ「はい、週1度、月~火曜日に〈TOWER DOORS Weekly Playlist〉というプレイリストを更新しています。これは洋・邦問わずに毎週ホットな新曲45曲をキュレーションしています」

矢部「毎週やってるんですか!? えー私もやりたいな(笑)」

スタッフ「やりますか(笑)? 実は1曲目から最後の曲まで違和感なく聴けるように曲順も考えてるんです。例えばゆったりした曲の後に激しい曲がかかるなんてことはないです」

矢部「45曲というのは何か理由があるんですか?」

スタッフ「45曲だとだいたい2時間半くらいになるんです。行き帰りの通勤時間と休憩時間を合わせたら、これくらの時間になる方が多いんじゃないかなと思って、この曲数なんです」

矢部「おお~いいかも!」

スタッフ「〈Weekly Playlist〉以外だと、ジャンル別のプレイリストや、スタッフが一押しのアーティストをプッシュする〈TOWER DOORS POWER PUSH〉という企画の一連で、そのアーティストのルーツとなった楽曲をセレクトしてもらうプレイリストもあります。いずれのプレイリストのフォローボタンからフォローしてもらえば、自分のライブラリーに表示されるようになるので、きっと便利だと思います」

矢部「Spotifyのほうは海外のアーティストも知れるっていうのが便利ですね。海外アーティストについて知れるメディアを全然知らないので……」

スタッフ「そうですよね。Spotifyは洋・邦問わず並んでいるのがいちばん便利なところです。更新も週一だし、より忙しい方にはSpotifyのほうがおすすめかもしれません」


 

扱ってるアーティストについて教えて!

矢部「それで、肝心のアーティストはどういう方がいらっしゃるんですか?」

スタッフ「例えば、中村佳穂、CRCK/LCKS、TENDRE、シャムキャッツ、Kan Sano、mabanuaなどがいます。特に中村佳穂は、ここ最近で一気に認知されましたよね」

矢部「そうですね。とても好きなアーティストさんばかりです」

スタッフ「キュレーションする際の大体の雰囲気がつかめますか? 国内だけでなく、世界、特にアジア圏でも通用するサウンドというのを大事にしています」

矢部「それは海外の方も観るからですか?」

スタッフ「そうですね。国内の音楽を国内だけでなく、海外にも届けられるようなメディアにしたいと思っています。Spotifyだと、そういった国内アーティストに加えて、BROCKHAMPTONやClairoなどアメリカの新人や、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの新人も取り上げています」

矢部「さっきも言ってましたけど、取り上げてほしいアーティストはTOWER DOORSにメールを送ればいいんですか?」

スタッフ「そうです。採用される場合は返信いたします。ちなみに、いまはメールでのみ受け付けていますが、今後は投稿フォームを設置予定です」

矢部「すごい……友達のアーティストに教えてあげようかな。たくさん曲が集まりそうですね」

スタッフ「投稿フォームは英語にも対応予定なので、世界中のアーティストから音楽のサブミットができるようになります。矢部さんからもリクエストがあれば受け付けますよ!」

矢部「知っているアーティストがすでにけっこう紹介されていたんですけ……。あ、Frukawa Sarahさんがおすすめなのでぜひ取り上げてください!  歌声がとても良いんです」

スタッフ「お、いいですね! ありがとうございます!」

 

TOWER DOORSの今後について教えて!

矢部「TOWER DOORSの目指すところはどういうところなんですか?」

スタッフ「まずは、リスナーも対象アーティストも国内での場を広げたいと思っています。そしてゆくゆくはアジア圏や世界にも発信していきたいですね。あとは短尺の動画とか、ライブ・セッション動画も出せるメディアになりたいと思っています。矢部さんからもアイデアがあればぜひ教えてください!」

矢部「メール・インタビューの記事もいいですけど、YouTubeでアーティストのコメント動画が見たいですね!」

スタッフ「おお、実はそういう企画も考えています!」

矢部「あとは寝る前にラジオをよく聴くので、ポッドキャストみたいな動画とか」

スタッフ「ぜひやりたいですね。今後の企画に活かします。矢部さんはDJもされますが、そういう音楽はどこで見付けてるんですか?」

矢部「イベントとかライブとか、人のインスタで知ることもあるし、適当に流してて〈これいいな〉って思って知ることもあります。逆に私は〈どのメディアがオススメ〉みたいな情報を知らなかったので、TOWER DOORSを使ってみようって思いました。私はインスタのストーリーでいま聴いてる曲をよく上げるんですけど、けっこう反応があって〈どういうところで探してるの?〉とか訊かれるんです。だからみんないい音楽を知りたいんだな~って思います」

スタッフ「新しい音楽を探すメディアって、他にもあることはあるんですけど、意外と少なくって。そういう人のニーズに応えたくて始めたメディアでもあるので、ぜひ有効活用していただければありがたいです」

矢部「みんながまだ知らないアーティストがけっこう紹介されているから、見ていて楽しいです。〈この人知らないでしょ!〉って友達に自慢したいです!」

スタッフ「ありがとうございます! 最新の音楽を知られる場所として、たくさんの人が訪れるメディアになれたらうれしいです。今日はありがとうございました」


矢部ユウナProfile

静岡県出身。雑誌のオーディションでグランプリを獲得しモデルデビュー。2017年にDJとして活動を始め、音楽フェスやクラブイベント・パーティーに出演。自身での動画編集なども得意とし、ファッション・音楽を中心に同世代への影響力も高い。

矢部ユウナ Instagram:https://www.instagram.com/yunaaay1030/
イベント出演情報instagram:https://www.instagram.com/yunastyle_/